Androidでウェアラブルと健康管理をつなぐ。 グーグルが「Google Fit」発表
健康管理に革命が起きるかも。
グーグルはGoogle I/Oでフィットネス・トラッキング・サーヴィス「Google Fit」を発表しました。アップルが先日発表したHealthKitと真正面から対抗する構えです。
Google Fitはさまざまなフィットネス系アプリから収集した活動データを簡単に解析できるようにしてくれます。Google FitのAPIを利用すれば、フィットネス系アプリやデヴァイスがシームレスにデータを共有することができ、Google Fitでデータを集約します。
もしもの話をすると、将来Google Fitのサーヴィスが広まれば、年1度の健康診断も必要なくなるかもしれません。なぜなら、Google Fitならユーザーは自分の健康データを測定することだって可能になるからです。そのためのツールをグーグルは放出してくれました。
BussinessWeekのインタビューで、グーグルのAndroid部門を率いるスンダル・ピチャイ(Sundar Pichai)は次のように語っています。
人々が最低1年に1回心拍数や血圧を測るために医者を訪問するのはクレイジーだ。これらの健康データはもっともっと頻繁に収集されるべきだし、さらに有効的な活用方法があるはずだ」
うーん、確かに言うとおりかも。
Google Fitにはたくさんのサードパーティ企業が参加を表明しており、その中にはウェアラブル分野でも存在感を示しているナイキの名前もあります。将来的にはNike Fuelで収集したデータをGoogle Fitで利用することも可能になるようです。
サードパーティ企業への開発キットは数週間内に配布される予定ですが、製品の具体的な登場時期は不明となっています。未来の健康管理、はやく試してみたいぞ!
Ashley Feinberg - Gizmodo US[原文]
(塚本直樹)