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アメリカの10代に流行るアプリとは? ヒットするサービスは常に若者ユーザーから

最近米国では若者のFacebook離れが騒がれているが、本当にそうなのだろうか?いつの時代も将来ヒットする商品は流行に敏感な10代の若者の間からブレークする。まだまだ若い10代であるが、5年後には彼らも社会に出てお金を稼ぎ、最も大きな市場の1つになることからも目が離せない。

常に新しいサービスにいち早く触れているであろうアメリカの7000人の10代の若者を対象に、日頃利用しているアプリを調査してみた。この調査結果から日本の若者とはまた違ったトレンドが見えてくるはずだ。そしてこれらのアメリカの若者トレンドは、日本のサービスをアメリカでリリースする上でとても重要なものになってくるだろう。

アメリカのティーンエイジャーはどんなアプリを使っているのか

それではまず、アメリカの高校生が一日のうちにどのようなサービスを利用しているかを見てみよう。

アメリカの高校生が一日で利用するサービスTop10

  1. モバイルテキスト/SMS – 利用率87%
  2. Facebook – 利用率61%
  3. Youtube – 利用率55%
  4. Instagram – 利用率51%
  5. Snapchat – 利用率46%
  6. Pandora – 利用率37%
  7. Twitter – 利用率35%
  8. 電話通話 – 利用率34%
  9. iTunes – 利用率32%
  10. Netflix – 利用率29%

総合的な人気度 – Facebook, Youtubeがトップ2、LINEはランキング圏外

下のグラフは、アメリカの10代を対象に、横軸に今まで一度でも使用したことがある人の割合(%)、縦軸に毎日使用する人の割合(%)を測り、これらの調査結果をまとめたもの。
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圧倒的な支持を得ているのは交流サイトFacebook (61%)と動画配信サイトYoutube (55%)。Facebook離れが騒がれているものの、まだまだトップの座はキープしている。

続いて画像共有アプリInstagramSnapchat (共に50%前後)が人気である。InstagramSnapchatの違いは自動消滅機能の有無であり、どちらも同じくらいの支持を得ている。

ここ数年で字数制限つきメッセージアプリTwitterは急激に人気を得た。音楽配信アプリのPandora (37%)、iTunes (33%), そしてSpotify (14%), 動画配信サイトのNetflix (29%), Hulu (4%) も頭角を現している。居場所共有アプリFoursquareは日常的に利用されていない。使ったことがあると回答した10代も3%しかいないが、これは7000人による調査結果であり日常的にFoursquareを利用している10代の若者がいないわけではない。最後に、当然のごとくビジネスネットワークアプリLinkedinの利用率はまだまだ低い。

Facebookから10代ユーザーの流出が止まらない

現在のアメリカのソーシャルネットワークは、10年前のようにFacebookやMyspaceがWebを支配していた頃とは大きく異なってきている。それなりに若者のシェアを保持しているFacebookであるが、多くの若者ユーザーを失っているのは事実であり、Facebook側も危機感を抱いている。CFOであるDavid Ebersmanが、10代ユーザーが2013年の半年で76%から56%に急激に減少したと報告し、不安を示したことからも明らかだ。

なぜ10代はFacebookから離れて行くのか

では、なぜアメリカの若者がFacebookを敬遠し始めたのだろうか?今回のリサーチによると3つの理由に辿り着いた。

  • 実名利用に疲れる

実名で登録するFacebookは、誕生日の人へのメッセージ機能や、信頼関係が気づきやすいことなどメリットも存在するが、若者達は、誰もが自分の名前を知っているという実名利用SNSに疲れてしまっている。常に他人との関係を気にしなければいけないし、それが嫌になってやめてしまう人も少なくない。

  • 親、家族に見られなたくない

10代の学生は、親や家族が見ていないソーシャルネットワークを使いたい。親を気にすることなく、自由にポストし、自由に画像、動画がシェアできるSNSが好まれるだろう。しかし、今のFacebookは広く普及し、家族までアカウントを持っていることが多いため、10代の彼らにとって、既に心地よい環境ではなくなっている。

  • 広告表示が煩わしい

以上の2点に加え、Facebookのnews feedには多くの広告が表示されることが原因で、faceookから離れて行く10代ユーザーは少なくない。では彼らはどこに行ったのだろうか。Facebookに代わるサービスは以下のいくつかの分野に別れる。

Facebookの代わりに利用されるアメリカの若者に人気のアプリ

世界中で人気の画像、動画シェアアプリ

1. Instagram

言わずと知れた日本でも若者に人気の写真共有アプリ。iPhone, android端末のカメラ機能を更に拡張して誰でも簡単にスタイリッシュな写真を作り、すぐにシェアすることが出来る。

参考記事: データから見るInstagramの凄さ【ブランディングにも効果的】

2. Vine

最大6秒の動画をシェアすることが出来るアプリ。Instagramもショートビデオをシェアする機能を持つが、Vineは自動ループ機能や、簡単にツイッターに埋め込める機能などを持ち、10代から人気を呼んだ。Instagramのライバルとも言われている。

参考記事: マイクロ動画アプリ Vineを活用した海外ブランディング7事例

3. Shots of Me

人気アイドルJustin Bieberが100万ドル出資したことからも知られる、自撮り写真の共有アプリである。セレブがエンジェル投資家として出資しているところが注目され、特に10代を中心に流行っているため、これから注目のSNSサービスである。

Facebook Messengerに代わる? – メッセージアプリ系

1. WhatsApp

今メッセージアプリとして最も注目を集めるアプリ。まだまだアメリカの若者はfacebookのmessengerを使う人も多いが、それに追いつく勢いだ。今年に入り、facebookが190億ドルで買収したことでも有名。

2. WeChat

中国発のメッセージアプリ。2013年度の第一四半期から第二四半期までの3ヶ月で16才から19才のユーザー数を1021%に爆発的に増やしたことからで有名となった。急激な成長率を誇るが、まだアメリカやヨーロッパで広く使われるほどにはなっていない。主に中国やアジア圏内で広く普及してきている。

3. Kik

10代の間でもの絶大なる人気をもたらした、子供を対象にしたメッセージアプリ。他のメッセージアプリと大きな違いはないが、電話番号を登録する必要がなく、ユーザーネームを登録するだけで使用出来ることが強みになっている。

書いて短時間で消える – イレーサブルアプリ系

1. Snapchat

アメリカの高校生、大学生の間で今年に入り急激に人気を博した写真、動画共有アプリ。受け取った側が送られてきた画像、または動画を見てから数秒経つと永久に消えてしまう。短時間しか見れないという制限によりログが残る心配を無くし、10代のティーン達が自由に画像、動画を送り合うことができる場所として定着した。

2. Burn Note

メッセージのみ共有出来るイレーサブルアプリであり、受け取った人がメッセージが見るとその後数秒で削除される。他のイレーサブルアプリと異なり、コピーやスクリーンショットがしづらく、保存しにくい工夫がされている。例えば、過激な情報を送るときにほぼ永久的に残る他のメッセンジャーより好まれる。

実名SNSによるストレスから解放 – 匿名アプリ系

1. Whisper

匿名性で自分が思っていること、心に秘めていることなどなんでも好きに告白することが出来るアプリである。何か他の人とシェアしたい情報があったときに、自分周辺への影響を考えることなく匿名で投稿できる。アプリ上では小さなことから、過激なことまで様々な告白が存在する。

2. Ask.fm

10代が、匿名でどんなことでも質問でき、好きな質問に答えられるソーシャルサイトである。実名で友達と利用することも可能だが、匿名によるふざけたポストなども存在するところがアピールポイントにもなっている。

もちろんFacebook競合以外でも多くのサービスがブレークしている。以下は最近特に成長が顕著なニュース系、音楽系、そして動画系サイト、アプリについての調査結果である。

種類別-アメリカの10代の若者利用しているサービスの割合

メッセージ系 – テキスト/SMSとSnapChatが人気

アメリカの10代の各種メッセージサービスの利用頻度

Google Chat

  • 1日に数回: 3%
  • 1日に1回: 2%
  • 1週間に数回: 4%
  • 時々利用: 12%
  • 利用しない: 80%
Apple Face Time

  • 1日に数回: 5%
  • 1日に1回: 3%
  • 1週間に数回: 9%
  • 時々利用: 29%
  • 利用しない: 54%
Skype

  • 1日に数回: 5%
  • 1日に1回: 3%
  • 1週間に数回: 8%
  • 時々利用: 36%
  • 利用しない: 48%
Facebook Messenge

  • 1日に数回: 18%
  • 1日に1回: 7%
  • 1週間に数回: 17%
  • 時々利用: 30%
  • 利用しない: 28%
電話通話

  • 1日に数回: 23%
  • 1日に1回: 11%
  • 1週間に数回: 16%
  • 時々利用: 12%
  • 利用しない: 38%
Snapchat

  • 1日に数回: 39%
  • 1日に1回: 7%
  • 1週間に数回: 9%
  • 時々利用: 11%
  • 利用しない: 35%
テキストメッセージ/SMS

  • 1日に数回: 82%
  • 1日に1回: 5%
  • 1週間に数回: 5%
  • 時々利用: 3%
  • 利用しない: 5%
その他のメッセージサービス

  • 1日に数回: 15%
  • 1日に1回: 2%
  • 1週間に数回: 4%
  • 時々利用: 9%
  • 利用しない: 69%

メッセージアプリ主流でないアメリカでは、無料で使い放題であるモバイルテキスト(87%)が主流だ。次いで、今年に入り人気の出たイレーサブル系アプリSnapchat (46%)。そして様々なデバイスから利用可能なFacebook Messenger (25%)。また通話に関しては、通話毎に料金が発生しないアメリカでは通話アプリが普及しずらく、やはり電話通話 (34%) が最も使われている。

ニュースメディア – バイラル系Buzzfeedがリード

アメリカの10代の各種ニュース配信サイトの利用頻度

Maskable

  • 1日に数回: 0%
  • 1日に1回: 0%
  • 1週間に数回: 1%
  • 時々利用: 2%
  • 利用しない: 96%
Gawker

  • 1日に数回: 0%
  • 1日に1回: 0%
  • 1週間に数回: 1%
  • 時々利用: 2%
  • 利用しない: 96%
Stumble Upon

  • 1日に数回: 0%
  • 1日に1回: 1%
  • 1週間に数回: 2%
  • 時々利用: 7%
  • 利用しない: 90%
Business Insider

  • 1日に数回: 1%
  • 1日に1回: 1%
  • 1週間に数回: 2%
  • 時々利用: 11%
  • 利用しない: 86%
The Onion

  • 1日に数回: 1%
  • 1日に1回: 1%
  • 1週間に数回: 2%
  • 時々利用: 4%
  • 利用しない: 92%
Upworthy

  • 1日に数回: 1%
  • 1日に1回: 1%
  • 1週間に数回: 2%
  • 時々利用: 4%
  • 利用しない: 92%
Huffington Post

  • 1日に数回: 0%
  • 1日に1回: 2%
  • 1週間に数回: 7%
  • 時々利用: 21%
  • 利用しない: 69%
TMZ

  • 1日に数回: 2%
  • 1日に1回: 2%
  • 1週間に数回: 4%
  • 時々利用: 12%
  • 利用しない: 80%
College Humor

  • 1日に数回: 2%
  • 1日に1回: 2%
  • 1週間に数回: 5%
  • 時々利用: 19%
  • 利用しない: 72%
Reddit

  • 1日に数回: 2%
  • 1日に1回: 1%
  • 1週間に数回: 3%
  • 時々利用: 10%
  • 利用しない: 84%
Buzzfeed

  • 1日に数回: 3%
  • 1日に1回: 3%
  • 1週間に数回: 7%
  • 時々利用: 15%
  • 利用しない: 73%
Funny or Die

  • 1日に数回: 1%
  • 1日に1回: 1%
  • 1週間に数回: 3%
  • 時々利用: 11%
  • 利用しない: 83%

いまどきの10代の若者は短い一覧になったコンテンツを好む傾向にある。15%が話題の豊富なBuzzfeedの記事をときどき読み、21%が時事問題が分かりやすく解説されているHuffington Postのサイトを訪れている。The Onion Reddit は軽くニュース記事を読みたい10%の若者から支持を得ている。ニュースサイトはまだまだ、10代に広く普及しているとはあまり言えないがそれでも1割から2割の割合で使われていることから、彼らが20代になったときにさらに伸びてくるかもしれない。

動画サービス – 世界共通のYoutube、そしてHulu, Netflixなどの動画見放題サイトが人気

アメリカの10代の各種動画サービスの利用頻度

Ustream

  • 1日に数回: 1%
  • 1日に1回: 0%
  • 1週間に数回: 1%
  • 時々利用: 4%
  • 利用しない: 95%
Vimeo

  • 1日に数回: 1%
  • 1日に1回: 1%
  • 1週間に数回: 2%
  • 時々利用: 11%
  • 利用しない: 85%
Amazon Prime

  • 1日に数回: 1%
  • 1日に1回: 1%
  • 1週間に数回: 3%
  • 時々利用: 10%
  • 利用しない: 84%
Hulu

  • 1日に数回: 3%
  • 1日に1回: 2%
  • 1週間に数回: 5%
  • 時々利用: 18%
  • 利用しない: 72%
Netflix

  • 1日に数回: 19%
  • 1日に1回: 10%
  • 1週間に数回: 21%
  • 時々利用: 22%
  • 利用しない: 29%
YouTube

  • 1日に数回: 40%
  • 1日に1回: 15%
  • 1週間に数回: 27%
  • 時々利用: 15%
  • 利用しない: 3%
その他の無料動画サービス

  • 1日に数回: 4%
  • 1日に1回: 2%
  • 1週間に数回: 4%
  • 時々利用: 8%
  • 利用しない: 82%

55%が日常的にYoutubeを利用し、23%前後がテレビ局と提携している動画配信サイトHuluを利用している。2010年にHuluは一部の無料コンテンツを有料化したこともあり、最近ではトレンドに敏感な若者の多くがクオリティーの高いサービスを提供するNetflix (71%) に流れてきている。HuluNetflixといったサービスが広く使われていることから、10代の若者はオンライン番組だけではなく、テレビでオンエアされた番組もテレビでというよりもウェブサイト上で視聴していることがわかる。

音楽サービス – カリフォルニア発Pandora vs スウェーデン発Spotify

アメリカの10代の各種音楽配信サイトの利用頻度

Rhapsody

  • 1日に数回: 1%
  • 1日に1回: 1%
  • 1週間に数回: 1%
  • 時々利用: 3%
  • 利用しない: 94%
Grooveshark

  • 1日に数回: 1%
  • 1日に1回: 1%
  • 1週間に数回: 1%
  • 時々利用: 6%
  • 利用しない: 90%
Rdio

  • 1日に数回: 4%
  • 1日に1回: 2%
  • 1週間に数回: 2%
  • 時々利用: 4%
  • 利用しない: 88%
iHeartRadio

  • 1日に数回: 5%
  • 1日に1回: 2%
  • 1週間に数回: 6%
  • 時々利用: 18%
  • 利用しない: 69%
Beats

  • 1日に数回: 6%
  • 1日に1回: 2%
  • 1週間に数回: 3%
  • 時々利用: 7%
  • 利用しない: 83%
Spotify

  • 1日に数回: 10%
  • 1日に1回: 4%
  • 1週間に数回: 6%
  • 時々利用: 11%
  • 利用しない: 69%
iTunes

  • 1日に数回: 23%
  • 1日に1回: 9%
  • 1週間に数回: 15%
  • 時々利用: 24%
  • 利用しない: 29%
Pandora

  • 1日に数回: 26%
  • 1日に1回: 11%
  • 1週間に数回: 17%
  • 時々利用: 23%
  • 利用しない: 23%
その他の無料音楽サービス

  • 1日に数回: 11%
  • 1日に1回: 4%
  • 1週間に数回: 7%
  • 時々利用: 10%
  • 利用しない: 69%

様々な音楽配信サイトが存在し、ユーザーも1つのサイトに特別集中しているわけではない。その中でもサイトがランダムに音楽を配信しているSpotify (14%) やiTunes (32%) と、ユーザー好みの音楽を分析しピックアップしてくれるPandora (37%) が大きな割合を占める。詳しい音楽配信サービスについては こちらを。

参考記事: 海外で話題の音楽系オンラインサービス10選

 

若者にうけるサービス提供ポイント – サブスクリプション、フリーミアム、パーソナライズ

ではどのような方法でサービスを提供すると、アメリカの若者にウケるのだろうか。

  • 月額定額使い放題サービス
    例えば音楽サービスの場合、アメリカでは1曲毎に購入というスタイルもまだ残ってはいるものの、無料、または月額料金を払うことで一定の期間聞き放題のサービスが流行になっている。1曲毎のダウンロードサービス、CDの一枚毎のレンタルサービスがまだまだ残っていて、聞き放題、借り放題のサービスが主流ではない日本とは真逆のトレンドである。
     
    このトレンドは動画市場にも当てはまる。例えば、Netflixは月額一定料金を払うことで、オンラインで公開している映画、テレビ番組見放題だけでなく、DVDのレンタルし放題サービスも行っている。このサービスはオンラインでオーダーし、好きなだけ見たいDVDを自宅まで届けてくれる。
  • フリーミアムモデル
    どのサービスにおいても入り口を無料にした誰でも使えるサービスが若者の中で浸透しやすい。当たり前だが、高校生、大学生くらいの年齢で誰もが音楽、動画、ニュースにお金を出せるわけではない。その中で希望者が有料会員になることで、より便利で制限のないサービスを受けることが出来るビジネスモデル。それにより、ユーザーを制限することなく、そのサービスを使いたい全ての人に使ってもらえる。また若者にただ浸透しやすいだけでなく、有料会員の獲得にも成功している。
     
    『Mobile App Advertising and Monetization Trends 2012-2017:The Economics of Free』によるとフリーミアムモデルのアプリおいて、有料会員の割合は全体の2%〜5%が最も多いらしいが、例えばspotifyにおいては、月間アクティブユーザー数約4000万人のうち約1000万人が有料会員となっており、奇跡とも呼べる25%近い有料会員率を有する。
  • ユーザーの好みにあわせたサービス提供
    莫大な量の音楽、動画、ニュース情報がウェブ上に存在するため、ユーザー(若者)の好みに合わせたサービスを提供する工夫が求められる。音楽配信サイトにおいては、ユーザー個人の好みに合わせて音楽を自動でピックアップしてくれるPandoraを多くの若者が使っている。またYoutubeには個人の好みを学習してユーザーにおすすめする機能が付いているのはご存知だろう。
     
    Buzzfeedは元々若者が好きそうなニュースを集めたサイトであり、Huffington Postは時事問題、国際問題などの重要ポイントをわかりやすく柔らかに説明した記事や、いくつかのニュースサイトをきれいに要約し、自社取材と合わせてまとめた記事が10代にもとても読みやすいことがポイントだ。

 

まとめ: 日本のサービスをアメリカにヒットさせるには

無料、またはフリーミアムでユーザーの好みあわせたサービスを提供しているアプリが既にたくさん存在するため、アメリカ市場でサービスをヒットさせることはもちろん簡単ではない。しかし多くのユーザーが、特に10代ユーザーを始めとして常により良い新しいサービスに対して敏感に反応しているため、若者ニーズを取り込むことで日本のサービスを大ヒットさせることは可能ではないだろうか。
 
例えば今日ではFacebookから流出している10代ユーザーをターゲットに、より良いメッセージアプリ、アメリカよりも先に日本で発展している匿名アプリサービスなどを提供するのも1つの手になってくるだろう。


情報データソース:

 

photo by Rebecca Schley

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