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「“デススター”を作りたい」と言われたら、どうする?

2014/06/26
島津 忠承=日経SYSTEMS (筆者執筆記事一覧
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 「我が社も現状にとらわれず、イノベーションを起こす必要がある」――。こんな経営幹部のかけ声のもと、ゼロベースで業務とシステムを設計するように要請され、戸惑った経験はないだろうか。例えば「最近話題のビッグデータを当社の業務にも生かせないか」「スマートフォンを活用する新規事業のアイデアを出してほしい」といった具合である。

 このようなプロジェクトの場合、検討当初はとらえどころが難しく、何が問題なのかさえ分かりにくいことが少なくない。「ふわふわ系プロジェクト」などと呼ぶITエンジニアもいる。一般的なシステム開発プロジェクトのように、利用部門に現状をヒアリングしてみても、当を得た答えをなかなか引き出しにくい。

写真●メタウォーターの浦谷貴雄サービスソリューション事業本部 WBCセンター ソリューション開発部 ソリューショングループ マネージャー(右)と、浦谷氏が参加したプロジェクトチームのリーダーである上野隆史サービスソリューション事業本部 WBCセンター センター長
[画像のクリックで拡大表示]

 なんとか利用部門の業務に潜む問題を聞き出し、ビッグデータやスマートフォンなどを活用してその問題を解消するアイデアを作れたとしても、それが経営幹部のお眼鏡にかなうとは限らない。むしろ「現状とあまり代わり映えしない」などと、一蹴されることのほうが多いだろう。

 このような状況に直面したとき、どのように対処すればいいのだろう。そんな思いで取材を進めていたところ、ヒントを提供してくれるITエンジニアがいた。上下水道施設の設備の製造、販売や保守事業を手がけるメタウォーターの浦谷貴雄氏(サービスソリューション事業本部 WBCセンター ソリューション開発部 ソリューショングループ マネージャー)である(写真)。

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