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最終更新:2014年6月25日(水) 23時52分

“セクハラやじ”幕引きへ、やじ特定・議員辞職求めず

 東京都議会での「セクハラやじ問題」です。最終日を迎えた都議会本会議で、「再発防止に努める」とする決議案が可決されました。しかし、ほかにもいるとされるやじの発言者の特定を求めた案などは否決されています。

 「心を痛められた多くの女性の皆さまに対し、心よりおわびを申し上げます」(吉野利明議長)

 冒頭、議長から異例の謝罪と注意喚起が行われた東京都議会。塩村文夏議員に対し、「早く結婚したほうがいい」「自分が産め」などとやじが浴びせられた問題を受け、議会の信頼回復と再発防止を盛り込んだ決議案が可決されました。

 一方で、やじを浴びせた鈴木章浩議員の辞職や、ほかのやじについて発言者の特定を求めた決議案は否決されました。

 「全ての会派が反省するということをおっしゃっていたので、(都議会が)都民の信頼をかち得るということを期待したい」(舛添要一都知事)

 これで一連の問題は幕引きとなる見通しですが・・・

 「ひとつの区切りがついている中、名乗り出ていただけたら、また変わってくるのかなと思うが。議会が終わった今、整理がつかない気持ち」(みんなの党Tokyo 塩村文夏議員)
(25日21:38)

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