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参院選1票の格差 最高裁大法廷で審理へ6月25日 21時07分
去年7月の参議院選挙の1票の価値に最大で4.77倍の格差があったことが憲法に違反するかどうかについて、最高裁判所は15人の裁判官全員による大法廷で審理することを決めました。
高等裁判所では初めて「選挙無効」の判決も出されていて、年内にも示される見通しの最高裁の判断が注目されます。
去年7月に行われた参議院選挙は1票の格差が最大で4.77倍あり、2つの弁護士グループが、選挙権の平等を保障した憲法に違反すると主張して各地の高等裁判所に訴えを起こしました。
この一連の裁判では15件の判決が言い渡されましたが、3件が「憲法違反」と判断し、このうち広島高裁岡山支部は参議院選挙で初めて「選挙無効」を言い渡しました。
これについて最高裁判所は25日、15人の裁判官全員による大法廷で審理することを決めました。
大法廷は、憲法違反かどうかやこれまでの判例を変更するかどうかなどを検討する、重要な裁判を審理する場合に開かれます。
最高裁の判決は年内に言い渡される見通しで、各地の高等裁判所で厳しい判決が相次いだ去年の参議院選挙について、どのような判断が示されるのか注目されます。
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