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【サッカー】

山口蛍 フィオレンティナ移籍

2014年6月25日 紙面から

ギリシャ戦の前半、相手陣内にドリブルで攻め上がる山口蛍=19日、ナタルで(沢田将人撮影)

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 日本代表のMF山口蛍(23)=C大阪=がワールドカップ(W杯)ブラジル大会後の今夏、イタリア1部リーグ・セリエAの強豪フィオレンティナに電撃移籍する可能性が急浮上した。複数の関係者によると、フィオレンティナは当初、FW柿谷曜一朗(24)=C大阪=の獲得を目指していたが、新シーズンの補強ポイントと合致するボランチ山口にターゲットを絞ったもようだ。

 新鋭のボランチがW杯後にもイタリアへ渡る可能性が出てきた。関係者によると、フィオレンティナは山口の実力を高く評価しており、ダニエル・プラデSD(スポーツ・ディレクター)が完全移籍での獲得に向けて、すでに水面下で動いているという。

 フィオレンティナは10年以上にわたり日本企業とスポンサー契約を結ぶなど日本とつながりが強く、かつて元日本代表の中田英寿も在籍した名門クラブ。2005年には日本ツアーを開催し、同7月にC大阪と親善試合(長居)で対戦した経緯もある。

 現役時代にローマなどで活躍したモンテラ監督の下、攻撃的なサッカーで今季4位に入り、来季の欧州リーグ出場権を獲得。さらなる戦力アップを図ろうと、有力な補強候補として山口をリストアップし、W杯期間中も強化関係者が「密着マーク」を続けているという。

 山口は昨年7月の東アジア杯(韓国)で念願のA代表デビューを飾った。大会MVPに輝く活躍を披露すると、ザッケローニ監督体制下では不動だった長谷部、遠藤のボランチコンビからレギュラーを奪い取った。豊富な運動量に支えられた献身的な守備力に加え、中盤での展開力やパスセンスは魅力的で、欧州市場でも赤丸急上昇中の注目株だ。

 山口は海外志向が強く、条件次第では欧州に挑戦したい意向を持っているという。W杯での活躍を手土産に、本田圭佑(ACミラン)、長友佑都(インテル・ミラノ)が主戦場とするイタリアへ−。その動向から目が離せなくなりそうだ。

 

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