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スモッグを吸収する建物、ミラノ万博に登場

2015年5月に開催されるミラノ万博のイタリア館は、光触媒素材を使った建物で、大気中の一酸化窒素や窒素酸化物を吸収して不活性塩に変え、屋根で発電もする。

 
 
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TEXT BY LIAT CLARK
PHOTOS BY PALAZZO ITALIA
TRANSLATION BY SATOMI FUJIWARA/GALILEO

WIRED NEWS (UK)

2013年には、北京の空に広がるスモッグを人工的に吸収させるという壮大な計画が発表された。銅線コイルを地中に埋め込んで巨大な静電場をつくりだし、それでスモッグを吸収するというものだ。

そしてこのほど、建物を使って、大気の浄化を図るという案が登場した。

Nemesi & Partners社の建築家たちは、2015年5月に開催されるミラノ国際博覧会(ミラノ万博)に向けて、13,000平方メートルのイタリア館の建設に着手した。

「Palazzo Italia」と呼ばれるこのパヴィリオンでは、最新の3D印刷デザインのように見えるクモの巣状のカヴァーで表面が覆われており、その奥に、光触媒素材でコーティングされた6階建てのコンクリート製のビルがある。建築家のミケーレ・モーレはこれを、「石化した森であり、自然と同時にテクノロジーを思い起こさせる何かだ」と描写した。


 
 
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