批評誌「PLANETS」の編集長、宇野常寛(うのつねひろ)氏が、産経新聞から連載打ち切り通告があったことを、自身のツイッターアカウントで報告した。

宇野氏が24日に投稿したツイートでは、月1回、産経新聞に連載していたコラムで、岩手県で起きた握手会の事件をめぐるマスコミの偏向報道について書きたいと主張したところ産経新聞から拒否されたことを伝えている。

宇野氏は交渉を続けたようだが、一方的に休載と連載継続が困難とメールで通告されたとし、一連の流れから、「事実上の打ち切り通告だと思われます」と、宇野氏の見解を投稿した。


このツイートに対し、25日18時時点で、751件のリツイートと262件のお気に入り登録がされ、波紋を呼んでいる。

前日の23日に「某紙の寄稿で、岩手の事件についてのマスコミのミスリード報道を批判する文章を書きたいと言ったら却下された。理由を尋ねても誤魔化すばかり」というツイートもしていたが、翌日には「某紙」ではなく「産経新聞」と明記する格好となった。

宇野氏の投稿によると、メディアに対する批判ではなくポジティブな内容を求められたというのだ。さらに、連載初回に「笑っていいとも!」最終回を取り上げた際も「フジテレビの看板番組に批判的な内容は控えて欲しいと非公式に要求があった」と、内情も暴露。



しばしば担当者を気遣う言葉があるものの「僕が天下の大新聞様を甘く見ていたのでしょう。社会勉強になりました。マジで」「はっきり言って、愛想が尽きました。同社文化部のジャーナリストとしての最低限の見識を疑います」「いつか産経新聞なんかに負けないメディアをつくろう」と、批判ツイートを連投した。


宇野氏はよほど頭にきたのか、翌日25日には「まだ、はらわたは煮えくりかえっていますが、とりあえず朝から一本打ち合わせ行きます、、、」と投稿し、怒りがおさまらない様子だ。

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