めげ猫「タマ」の日記

一寸気になったどうでもいい事を記事に

根拠をねつ造する放影研

放射線影響研究所(略称:放影研)のHPに
「現在では性比に関する情報は放射線の遺伝的障害の指標として有益なものとは考えられていない。」
なんて記述がのってました(1)。そしてリファレンスとして
「Schull WJ, Neel JV, Hashizume A: Some further observations on the sex ratio among infants born to survivors of the atomic bombings of Hiroshima and Nagasaki. American Journal of Human Genetics 1966; 18:328-38」
当該文献の結論部分をみると
「One can argue either that a small early effect disappeared or that original observation has no biological significance.」(小さな初期の影響が消えたか、元の観測では生物学的な有意は認めらないと議論できる。((=^・^=)意訳)
これは性比の差が広島・長崎ないとしたもので、まったく別の内容です。根拠にならない物を「根拠」するって、完全なねつ造です。

 放射性影響研究所は、、原子爆弾による傷害の実態を詳細に調査記録するために、広島市への原子爆弾投下の直後にアメリカが設置したABCC(Atomic Bomb Casualty Commission)を母体とする(3)、、被爆者の健康調査及び被爆の病理的調査・研究を行う研究機関です(4)。福島第一原発事故によって「放射線」影響が身近な問題となった現在では非常に重要な役割をになっていると思います。また福島原発事故後に放射線影響に関する一般向け発信もしているとおもいます。そのとつは分かりせんが、以下のような発信があります。
「被爆者の子供における男女比(1948-1962年の調査)

男児の唯一のX染色体は母親に由来するので、母親が放射線に被曝した場合にはX染色体の劣性致死突然変異により女児の割合が多くなり、反対に父親が被曝した場合にはそのX染色体は女児だけに伝えられるので男児の割合が多くなると考えられていた時代があった。1948年から1953年にかけて収集された原爆被爆者の子供に関する初期のデータは、この理論上の予測と一致していたが、統計的に有意ではなかった。そこで情報収集は1962年まで継続されたが(合計140,542人、そのうち73,994人は両親またはその一方が原爆に被爆)、

その後、性染色体の数的異常や、胎児および胎児以外の組織におけるX染色体の不活性化パターンなどの問題が考慮され、X染色体突然変異がどのように性比に影響を与えるのか予測することは困難だと考えられるようになった。以上のことから、現在では性比に関する情報は放射線の遺伝的障害の指標として有益なものとは考えられていない 」(1)。
 その参考文献として
「Schull WJ, Neel JV, Hashizume A: Some further observations on the sex ratio among infants born to survivors of the atomic bombings of Hiroshima and Nagasaki. American Journal of Human Genetics 1966; 18:328-38」のみが記載されています。
この文献の要約部分を以下に記載します
「Data are presented on the sex ratio of 47,624 children born in Hiroshima and Nagasaki in the years 1956 through 1962. The total number of births in these tow cities for which information available is now 140,542, and of this number in 73,994 instances one or both parents ware exposed to the atomic bombings. The suggestion of an effect of exposure on sex ratio in earlier data is not borne out by the present findings. One can argue either that a small early effect disappeared or that original observation has no biological significance」((=^・^=)意訳:1962年まで年1958に広島と長崎で産まれる47 624人の子供たちの性比のデータはみると、。140、542人分です。原子爆弾の投下で投下で被ばくした一方または両方の親は73、994人です。初期のデータの性比に対する被爆の影響は、現在の調査結果によって裏づけられません。小さな初期の影響が消えたか、元の観測では生物学的な有意は認めらないと議論できる。)
であり、放射性影響研究所の発表の後半分の「その後、性染色体の数的異常や、胎児および胎児以外の組織におけるX染色体の不活性化パターンなどの問題が考慮され、X染色体突然変異がどのように性比に影響を与えるのか予測することは困難だと考えられるようになった。以上のことから、現在では性比に関する情報は放射線の遺伝的障害の指標として有益なものとは考えられていない 」については一切、触れらていません。当然、全文を見ましたが該当する記述はありません。研究機関が何かを発表する場合は、根拠を明示するのが原則です。蛇足ですが一応、(=^・^=)もその原則に従って記事を書いているつもりです。前半部分の根拠しか出していないので、後半は「ねつ造」です。
 もっとも、前半部分もねつ造があります。
「被爆者の子供における男女比(1948-1962年の調査)」
と表題にありますが、実際は
 「in the years 1956 through 1962(1958年から1962年)」で、10年も誤魔化しています。福島のデータを見る限り性比への影響は被爆直後に出て、その後は解消されます。
 福島県飯館村は福島原発事故によって全域が計画的避難区域に設定されました。
brg140324b.gif
 ※(5)を転載
 図―2 葛尾村と飯館村

計画的避難区域では1ヶ月かけて避難するとしているので警戒区域に比べ避難が遅れた分だけ事故直後に大量の被ばくをしたともいます(5)。その後は避難しているので影響は減ったといもいます。以下に飯館村の男女別の赤ちゃんの誕生数を示します。
brg140622a.gif
 ※(6)を集計
 図―3 福島県飯館村の赤ちゃん誕生数

 原発事故時に懐妊したと思わる赤ちゃんが生まれる2011年12月から、男の子が生まれなくなりました。避難の効果だと思いますが、現在は回復しています。調査開始時期を10年も前にねつ造されては信憑性はありません。

<余談>
 最近、国立の研究機関の自己目的化がめだつ感じです。一連のSTAP細胞騒動をみていると(6)、世界的な業績を発表したい組織としての理研の欲求を(=^・^=)は感じます。放医研は個人線量計で被ばく線量を測ると、空間線量率から計算される値の7割になるとのレポートを発表しました。しかし実際は個人線量計では7割になるとのデータでしかありません。福島県会津若松市の「また、個人線量計は通常胸の位置に付けますが、放射線が体の後ろから来た場合、一部は体で遮られるために、線量計の値は少し低くなります。」と回答しています(7)。身体による事故遮蔽で放射線量が低くでるだけです。でも国の要望に応えてでしょうが、実際の被爆線量は3割低くなるとしています(8)。国の機関だから、国の言いなりって感じです。そして本稿で取り上げた放射線影響研究所の根拠があいまいな発表です。STAP細胞はともかく、放医研の発表や放射線影響研究所の発表は人の健康を害するおそれがあります。福島では、放医研の嘘発表も根拠して除染目標値の見直しが議論されているそうです(9)(10)。
brg140622b.gif
 ※(11)を引用
 図ー4 除染目標値の見直しを報道する福島県の地方紙(福島民報)


―参考にさせていただいたサイト様および引用した過去の記事―
(1)被爆者の子供における男女比(1948-1962年の調査) - 放射線影響研究所
(2)Some further observations on the sex ratio among infants born to survivors of the atomic bombings of Hiroshima and Nagasaki.
(3)原爆傷害調査委員会 - Wikipedia
(4)放射線影響研究所 - Wikipedia
(5)めげ猫「タマ」の日記 2014年も女の子しか生まれない?・福島県葛尾村
(6)刺激惹起性多能性獲得細胞 - Wikipedia
(7)放射線Q&A15:環境放射線量から計算した年間被ばく量と個人積算線量計の違いは? | 会津若松市
(8)めげ猫「タマ」の日記 内閣府の放射性線量の推計はSTAP細胞以上の偽発表―被ばく線量は7割、実は人が吸収―
(9)除染基準転換に賛否 国の個人線量活用方針 「効果薄い作業減」 「反対住民の混乱招く」 | 県内ニュース | 福島民報
(10)めげ猫「タマ」の日記 除染後の目標値 約2倍に引き上げを協議―事実なら(=^・^=)は伊達の桃は食べません!-
(11)福島民報(6月22日に閲覧)
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  1. 2014/06/22(日) 19:43:48|
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コメント

自分の「無知」を公開するのは止めたほうがよい

科学的な情報も日本語も理解されていませんね。
あなたの文章は、失笑モノですよ。
放影研の解説文は日本語ですが、科学的な文章の意味がよくお分かりになれないようですから、あなたにも分かるように努力して書いてみますね。
http://goo.gl/RkqwBw

まず、私の前の書き込みで指摘した後半部分は近年の成果からわかってきたことですから、約50年前の英語論文をいくら読んでも書いてあるわけがない。

丁寧に書きますね。
こういう理由(仮説)で調査を行って結果はこうだった、というのが前半部分。
Neel & Schullの論文を引用してあるのは、性比の調査を行った成果報告だから、ですよ。
今時突然変異の調査として、性比を調べても意味がないのです
だから「・・・と考えられていた時代があった」と、「何でこんな調査をしたんだろう」って言われないように調査を行った理由が書いてあるでしょ。
後半部分は、その後、で始まって、現在主流の性比を調べても意味がないという考え方の理由が書いてありますね。
この流れを読めば、歴史的な調査である引用文献での成果を解説して、今では性比調査はやっても仕方がないんだよって書いてであることがわかります。
日本語がわかりませんか?

それに「ねつ造」って書いてありますが、後半の文章は放影研の研究成果から得られたものではありませんよ。文章にもそういう書き方はしてありません。
X染色体について基本的な理解が欠けているせいで、そう思いたいということですね。
まさかX染色体が二本あるから、女性はX染色体の遺伝情報が2倍あると思っているのですか?
せめてウィキペディアくらい読まれたらどうですか?
女性の片方のX染色体の多くの領域は不活性化されていて、男性同様1コピーのみの遺伝情報なのですよ。
こういったことが色々と解明されてきて人類遺伝の研究者の間で様々な議論がされた結果、性比は突然変異の指標にならない、というコンセンサスが得られているのです。

性比云々の議論で放射線の影響が、などと書いていること自体、素人談義なのですよ。
だからニュースにならないでしょ、非科学的って一蹴されるのがオチですからね、マスコミもわかっているから書かない。

あなたの聞きかじりの表面的な知識で、複雑な生命現象を理解して議論できるという考え方自体が驕っています
こんな馬鹿げた議論はお止めになってしかるべきでしょう。
あなたの無知を公開していることがお分かりになりませんか?

そういえば、あなたのウェブサイトの放射線の健康影響のパート、大量の間違いがあります。
他者の間違いを指摘する前に、あなたご自身のサイトを訂正された方が賢明でしょう。
  1. 2014/06/22(日) 23:30:39 |
  2. URL |
  3. F1ABS #-
  4. [ 編集 ]

Re: 自分の「無知」を公開するのは止めたほうがよい

F1ABS 様


下記回答します。
Q1> 今時突然変異の調査として、性比を調べても意味がないのです
A1
放射性影響研究所のHP以外の根拠はあるんですか?参考文献として記載している当該の論文の主旨は
・性比を調査するにいった理由
・その結果
のみで、
「今では性比調査はやっても仕方がない」
との内容はありません。しかし放射性影響研究所は、参考文献として一本の文献を挙げていので、そこに全てが記載されてあると考えるのが普通です。実際はないので「ねつ造」です。しかも一般の火が読みにい(通常、技術英文は英語力だけでは読めません。(=^・^=)の経験では「nuclear」なる単語は要注意です。)英文です。(=^・^=)は情報操作を目的にした「ねつ造」だと考えています。当該サイトの前半部分はNeel & Schullの論文で確認できるので正しいことが確認できますが?

Q2> 日本語がわかりませんか?
A2
 日本語が分からのは貴殿のようで!「Neel & Schullの論文」氏の論文を読まれたみたにので、英語はできそうですが?

Q3> まさかX染色体が二本あるから、女性はX染色体の遺伝情報が2倍あると思っているのですか?
A3
「Neel & Schullの論文」に記載の通りの認識です。

Q4>非科学的って一蹴されるのがオチですからね、マスコミもわかっているから書かない。
A4
 最近のマスコミの傾向して、フクシマに関しては平気で嘘報道を流すみたいですが?特にNHK(http://mekenekotama.blog38.fc2.com/blog-entry-1045.html
 
PS
 ほぼ全域が計画的避難区域の飯舘村と葛尾村では「出生性比」の異常が見つかっています(http://mekenekotama.blog38.fc2.com/blog-entry-801.html
係る事実と、出生性比と突然変異(特に劣性遺伝)の関係知れ渡れば、福島原発事故被害に対する認識が大きくなるので、恐れて無理無理書いている気がします。貴殿は同じような投稿を別の記事にしていただきました。ありがとうございます。論理的根拠があいまいです。(=^・^=)が「ねつ造」といっている文書を根拠に「ねつ造」でないと反論されてます。貴殿を同じような危惧をいだいているのですか?
  1. 2014/06/23(月) 19:46:37 |
  2. URL |
  3. mekenekotama #-
  4. [ 編集 ]

失笑

>(=^・^=)の経験では「nuclear」なる単語は要注意です。)
この一文であなたの知的水準が理解できました。
そこまで低レベルとは思わなかった。
私の解説じゃ難しすぎましたね、申し訳ない(笑)

あなたに科学的な議論を求めても無駄のようですね。
研究のご経験が無いようですが、論理的思考も苦手ですか?
科学論文を読むトレーニングも受けていないようですから、Schull先生の論文も中身を理解していませんね。
えいごがわかる、っていうのなら、この論文はPubMedCentralからタダでDLできますから、中身をかいつまんで説明してごらんなさいな。
ただし研究論文の説明って、表や図を批判的に解説するって意味ですよ。
要約を抜き書きするって意味じゃありません。

日進月歩の科学研究の分野で50年も前の論文のみを基にして議論するなど、正気の沙汰ではありません。
生命科学分野なら尚更です。
放影研の短い解説文にはそういうニュアンスがありますが、それすら理解ができないご様子(ねつ造、ですからね)なので、先にわざわざ噛み砕いた解説をしたのですが、日本語の文章を理解する能力も乏しいようですね。
「放射線の人体影響」を語る資格なし、です。

それでも、と強弁されるなら、「その後、性染色体の数的異常や、胎児および胎児以外の組織におけるX染色体の不活性化パターンなどの問題が考慮され、X染色体突然変異がどのように性比に影響を与えるのか予測することは困難だと考えられるようになった。」について、一般人にも分かるように解説してごらんなさい
一行だけでもいいですよ。
たぶん、あなたには到底理解できない内容でしょうね。
私は毎年、分子生物学会の年会に参加しますが、noncoding RNAを介したX-inactivation制御などは未だにhotな研究領域のひとつですよ。

放射線医学や放射線生物学の教科書を読んだことがありますか?
性比についての記述は必ず出てきますよ。
新しい教科書なら、X染色体上の致死性変異は、性比の変化をもたらさない、といったような記述は必ず出てきます。
教科書に載っているということは、繰り返し検証されて科学的事実として合意がなされているということなのです。

これについて引用文献が必要なら、
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/23988120
を読んでください。
「突然変異の調査として、性比を調べても意味がない」についてもこの中で議論されていますし、個々の研究データはこの論文の引用文献を孫引きでお読みになるとよいでしょう。

以上
  1. 2014/06/24(火) 01:24:29 |
  2. URL |
  3. F1ABS #-
  4. [ 編集 ]

F1ABS さんは

F1ABS さんはなんで川俣町で男性が生まれなくなったか
理由を考えてください。
fruit flies and miceの議論をされても困ります。
現実に心筋梗塞が増えて福島県産の食事をしていると思われる人に影響が出ています。
研究者はin vitroの中でだけ考えていれば良いんでしょうけど
現実に対応するのは医者です。影響があり得ないとか言わないで科学的に現実の数字をみてください。
  1. 2014/06/24(火) 11:46:33 |
  2. URL |
  3. aki #-
  4. [ 編集 ]

Re: 失笑

F1ABS様

貴殿は自説をぐだぐだ並べているようですが、よりどころは「http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/23988120
みたいですが、最後の部分(it is unsurprising that genetic effects from radiation have not yet been detected conclusively in humans.)がこの論文のポイントようで
「放射線にょる遺伝的影響はヒトから見つからなかったは驚くべきことではない。」
と(=^・^=)は訳しました。特に性比(sex ratio)と突然変異(mutation)について扱ったものではありません。原文には「性比」(sex ratio)なる言葉は1回もでてきません。
以下に原文を記載しますが、貴殿のいっていることが正しいなぐだぐだと自説を展開するより、原文を訳せばいいではないですか?
長崎・広島では遺伝的な問題は見つかっていませんが、性比の異常も見つかっていません。福島では「性比」の異常が見つかっています。それだけ深刻です。

以下に原文を載せます。
「In experimental organisms such as fruit flies and mice, increased frequencies in germ cell mutations have been detected following exposure to ionizing radiation. In contrast, there has been no clear evidence for radiation-induced germ cell mutations in humans that lead to birth defects, chromosome aberrations, Mendelian disorders, etc. This situation exists partly because no sensitive and practical genetic marker is available for human studies and also because the number of people exposed to large doses of radiation and subsequently having offspring was small until childhood cancer survivors became an important study population. In addition, the genome of apparently normal individuals seems to contain large numbers of alterations, including dozens to hundreds of nonfunctional alleles. With the number of mutational events in protein-coding genes estimated as less than one per genome after 1 gray (Gy) exposure, it is unsurprising that genetic effects from radiation have not yet been detected conclusively in humans.」
  1. 2014/06/24(火) 20:50:25 |
  2. URL |
  3. mekenekotama #-
  4. [ 編集 ]

Re: F1ABS さんは

aki 様
 コメントありがとうございます。「in vitro」やその対語の[in vivo」等は生物学関連(放射線生物を含む)に興味を持った人間には(=^・^=)の感覚では常識中と常識の用語ですがF1ABS様のコメントを見てるとご理解い頂けるか不安なので、解説をつけさてください。
 in vitro - 試験管内の生物関連の実験
 in vivo - 生体内の生物実験
です。詳しい意味は(http://www.kenq.net/dic/52.html)を見てください。
  1. 2014/06/24(火) 21:02:48 |
  2. URL |
  3. mekenekotama #-
  4. [ 編集 ]

めげ猫タマ様

下手くそな論点ずらしなんかしてないで、F1ABSさんの

>それでも、と強弁されるなら、「その後、性染色体の数的異常や、胎児および胎 児以外の組織におけるX染色体の不活性化パターンなどの問題が考慮され、X染色 体突然変異がどのように性比に影響を与えるのか予測することは困難だと考えら れるようになった。」について、一般人にも分かるように解説してごらんなさい 。 一行だけでもいいですよ。

にお答えになったら如何ですか?
  1. 2014/06/25(水) 23:19:57 |
  2. URL |
  3. IKA #SzReYo6E
  4. [ 編集 ]

ホントに幼稚だねぇ(笑)

Akiさん、壊猫さん

性比を決めるのっていろんな因子があるんですよ。教えてあげるね(笑)


性比に影響を与える因子としていちばん明確なのは、母体の栄養状態がよいと男性が生まれやすいということです。
ヒトの疫学調査でも実験動物を使った分子レベルの研究でも繰り返し確認されています。

http://www.biolreprod.org/content/71/4/1063.long
この総説もタダでDLできますから、読んで御覧なさい。
裏付けとなるデータは引用文献の孫引きで。
たとえば男性胚の栄養要求性が高いことは20年近く前に報告されています。
受精2日胚の細胞数は男性胚の方が多く、Glucoseの取り込みが高く代謝も盛んであるとのことです。

栄養状態以外は上に挙げた総説のPossible Nonnutritional Causes of Sex-Ratio Skewingのパラグラフにあります。
Housing pregnant females under crowded conditions reduces sex ratio (fraction of male offspring)とありますね。
これは実験動物の結果ですが、今回の性比の変動理由の有力な候補と思います。
もちろん複合的な原因の可能性もあります。

つまり可能性がゼロに近い放射線影響の心配よりも、「住環境や栄養状態の心配を指摘する」方が賢明なのですよ。
あなたがもしも福島の状況を心配しておられるのならば、この問題を指摘する方が被災者の方々にとって有益で、喜ばれることです。

つづく
  1. 2014/06/26(木) 00:08:30 |
  2. URL |
  3. F1ABS #-
  4. [ 編集 ]

つづき

放射線による性比に関しては、大きな集団解析の結果むしろ男児の方が増える、という研究報告がいくつかあります。
http://goo.gl/3b4nX7
を読んでください。
小さな集団から無理やり結論付けている、壊猫氏のの仮説と逆ですね(笑)

この著者の以前の論文では被ばくにより男性が減る、この論文では逆に男性が増加している、という、異なった被ばく集団で真逆の結果がでていることも、被ばくの影響による性比の変化は疑わしいことを示しています。

性比の変化が、被ばくとの相関で見た場合に増減の両方向に振れることから、性比の変動は放射線のせいではなく、その集団が抱えている別な因子の関与を疑うべきなのです。それは出生数が変わらないことからも言えます(突然変異による胚性致死ならば、出生数が減るが、そうなっていないから)。

これは疫学的研究手法からくる限界なのですよ。
だから放影研の解説の「その後」に書いてある性決定の分子機構も考慮しながら研究を進め、結論を出すのです。
その場合の結論も可能性の一番高いものから議論していきます。

ヒト集団の解析では疫学が重要、それも大きな集団の。
そのメカニズムの解析には培養細胞や実験動物の解析が重要というわけです。

疫学だけでモノが言えるわけじゃありませんし、in vitroin vivo (ex vivoってのもあるよ、全部イタリック表記にします、研究者の常識!)だけでも、ヒト個体レベルでの影響は見れないのです。

閑話休題、
IKAさんが折角書いてくれたけど、どうせわかんないだろうから、勘弁してやる。
人には得手不得手があるから、あんまり背伸びすんなよ。
餅は餅屋って言うだろ、わかんねえくせに無理して科学的な記述を書こうとするな、間違ってんだから。

馬鹿にされて腹が立っただろ。
おんなじなんだよ。
福島の人間は、こんな根拠のない馬鹿な事書かれて、怒ってんだよ。
いい加減にしろよ。
  1. 2014/06/26(木) 00:18:00 |
  2. URL |
  3. F1ABS #-
  4. [ 編集 ]

追補

akiさん

あんた、医者じゃないだろ。
壊猫も書いてるけど、in vitroの使い方が違うよ。

>現実に心筋梗塞が増えて福島県産の食事をしていると思われる人に影響が出ています。

反原発カルトの妄想

避難地域の住民の健康状態が悪化したのは、セシウムのせいじゃない。
高齢化と肥満・運動不足、ストレスのせい。
対策も始まってるよ。

いい加減、妄想ベースで脊髄反射的に同じような事書くのは止めとくれ。
聞き飽きたよ。
  1. 2014/06/26(木) 00:31:39 |
  2. URL |
  3. F1ABS #-
  4. [ 編集 ]

あんたの記事に捏造があるよ

Schull先生の論文、中身を読まずに記事を書いているだろ。
本当にPubMedCentralからダウンロードして読んだのかい?
連中、科学論文なのに難しい言い回しするから、読みにくいだろ。
Neel先生は、米国遺伝学会の創立者だったけど、小説家志望だったんだって。
だからどの論文も表現が捻ってある。

1956~1962年のデータしかないから「ねつ造」だって書いてるけど、論文の中には1948年からのデータも全部記載されているよ。
この論文中にゃ両親間の血縁関係の有り無し、出生の期間を区切って解析した場合の記述、全期間で解析した結果も表として載ってるよ。
だから1948~1962年という表現は正確です。
わかったかい?

また、この論文は追加報告の体裁をとってるから、文章中に過去の報告の引用がしてあるんだよ。
長期間の調査の場合、途中経過を論文にするから、何報も出るの。
だから最後の一報を「参考文献」として引用すれば十分なんだよ。
覚えておくんだな。

だから、これを「ねつ造」と言い張るあんたの主張は「不勉強による誤解」だから、わざとこの部分だけ切り出して記述しているあんたのブログ記事は意図的な「捏造」になるんだよ。
オボカタと一緒だね。
  1. 2014/06/26(木) 00:50:08 |
  2. URL |
  3. F1ABS #-
  4. [ 編集 ]

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