2014.06.25 Wed posted at 17:54 JST
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(CNN) 中国・湖北省の武漢で高さ1000メートルの超高層ビルの建設計画が進んでいる。市当局の最終許可が下りて予定通り2017~18年に完成すれば、世界一高いビルとなる。
建設が計画されているのは、英国の建築事務所チェットウッド・アーキテクツが設計した鳳凰塔(フェニックス・タワーズ)。ツインタワーの一方が高さ1000メートルに達し、現在世界一に認定されているアラブ首長国連邦(UAE)ドバイの「ブルジュ・ハリファ」を172メートルも上回る見通しだ。
中国では昨年、湖南省長沙で世界一を目指す高さ838メートルのビル建設が始まったものの、当局の許可がないとの理由で数日後に中止されていた。
サウジアラビア西部のジッダ市でも高さ1000メートルとなる「キングダム・タワー」が建設されているが、完成予定は19年とされる。
鳳凰塔は市内の湖に浮かぶ島に建設される。2つのビルの間には「惑星」を象徴する球体が浮かび、このうち3つは天空をテーマにしたレストランになる。風力で動く「世界一高い万華鏡」も設置され、幻想的な模様を映し出す。
1階部分のショッピングセンターにはフランス、日本、トルコなど世界各国をテーマにした通りを設けるという。
環境への配慮にも最新技術を駆使し、大気中の汚染物質を吸収する壁面や水の浄化施設などを導入。再生可能エネルギーの発電施設で建物自体だけでなく、近隣の地区にも電力を供給する計画だ。
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