小学１年生対象にプログラミング教育へ

6月25日 22時37分

佐賀県武雄市は、子どもたちの論理的な思考力を養おうと、ことしの秋から小学１年生を対象にコンピューターのプログラミング教育を始めると発表しました。
文部科学省などによりますと、公立小学校で１年生にプログラミングを教えるのは初めてではないかということです。

これは武雄市の樋渡啓祐市長が２５日、記者会見をして明らかにしました。
それによりますと、市立山内西小学校を研究校と位置づけ、１年生４０人にことしの秋からコンピューターのプログラミング教育を始めるということです。
ソーシャルゲーム大手の「ディー・エヌ・エー」がタブレット端末を使ってプログラミングを体験できる子ども向けの教材を開発するほか、情報通信技術の教育への応用を研究している東洋大学の松原聡教授が効果や課題を検証するということです。
樋渡市長は「早い段階からプログラミングを学ぶことで、子どもたちの論理的な思考力を養いたい」と話していました。
また、「ディー・エヌ・エー」の南場智子取締役は「吸収力のある子どものうちに学習することで、能動的に何かを成し遂げる喜びを味わってほしい」と話していました。
文部科学省などによりますと、公立小学校で１年生にプログラミングを教えるのは国内では初めてではないかということです。