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殿下執務室2.0 β1

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有芝まはるが綴る、競馬話その他の雑談、そしてYet Another Amateur Photography。

それでも、俺達はいつかワールドカップで優勝する、ということ。 

後半25分くらいまでは、逆転出来ると割と素で信じて見ていた。
大久保がヘッドで合わせ損ねた辺りで、んー残りで2点は厳しいかな、という感じで。
まぁその意味では3点目以降は余り意味が無い。ただ、まぁ70分は信じられたという意味で、今日の試合の評価とすべきか。

グループリーグってのは、結構厄介なフォーマットである。カップ戦ではないが、超短期決戦。
かつ、半年前にその3つの対戦国は公知となるので、対策は幾らでも出来る。
その3つだけを勝負と見立てるならば、十分に研究して、相手の良さを消せるだけ消すサッカーで勝ち抜くことは可能だし、それはサッカー的に当然のごとく妥当な手立てであるとも言えよう。
ただ問題は、それで勝ち上がった後どうするか、でもある。
32ヶ国のワールドカップは、16チームを2次ラウンドに残す。そこからは4試合。
「最初の3つ」だけを見て来たチームは、天運と勝ち上がりの余勢を買うことによって2回程度はそのラウンドに選ばれた強豪を倒すことは可能であろう。ワールドカップのベスト4に近年進出した国を見ても、必ずしも当時の五指に値する国家ばかりではない。しかし、大方グループ突破の余波で勝ち進んだ準一流国は、そこで力尽きる運命にあった。ギリシャやデンマークというアウトサイダーが優勝したEURO、或いは戦前は4強まで程度だった評価の日本が制した女子ワールドカップとは異なる難しさは、このフォーマットにはあるのだろう。
そうなると、4回目以降に何処を相手にしてもブレない「何か」を持つことは、やはり優勝ということを考えると必須の要素とはなるのかも知れない。そしてそれは、勝敗関係なく、また具体的な姿勢とかとも余り関係なく、ともかくも何らかの形で「世界基準より上」のプレーとして表現されるべきものだとは思われる。

そうして振り返った時に、我々の代表は、恐らくそういう水準を目指し、それを表現できなかった。
そのことが、ただただ、悔しくはある。
それが表現できていたのなら、別にグループステージを超えられなくても問題は無いのだ。何処か局面でも、そういう場面があったのなら、それはこのチームが「そこから上」を目指すに値するチームとして大会を去れる要素とはなったのだが、不本意ながら、「相応な敗者」としてこのチームは帰国することとなった。

無論、コンディションや戦術の噛み合わせ、大会自体のカウンター主流な風潮などの側面的な問題はあったとは思われる。ただ、我々の代表の23人というのは現状やはり32ヶ国、それ自体は世界のサッカー国の15%弱程度だが敗退した一定以上の同ランクの諸大陸強国を含めれば上位25%水準程度のそれにおけるエリート23人の構成として、「世界基準」に対して平均を上回る選手をピッチ上に半分以上占められる国かというと、決してそうではない。そういう選手が皆無な訳では無いが、ではその上でその少ない選手をどう活かして「表現」を実現するかという点で、選手の側も戦術を考える側も、もう一枚の工夫が必要だったということであろう。
その辺りを積み上げる中で、出来れば我々は「グループリーグ突破」を第一義な目標として位置づけつつ、そこからの余勢で「ベスト4を目標とする」チームを毎回作り上げることをもってワールドカップの目標とするチームとは違う方向付けの強化を目指し、「欧州中堅国レベル以上」の何かを指向することを続ける、それ自体は間違っていないというか、我々にはそれを目指す自由はあるのだろう。だから、「優勝すること」を目標とした本田のビッグマウスを自分は否定できない。その中で彼が戦術の中で自分の何処を主張して何処を犠牲にするかの選択を間違えたであろうことを指摘したり、或いは彼の目指す「攻撃的サッカー」は現在の代表に本当にフィットしていたのかを問うたりするのは、また別の問題ではある。

ただ、繰り返すが、我々は「ワールドカップを優勝する国」を指向していいと思う。
現在の成長曲線を維持する中で、形式知の面で世界に劣後する要素を埋める余地はまだ多いし、90分の時間の中で自分たちの体力を節約し相手の体力を消耗させる技法にも改善の余地はあるだろう。そして、世界基準の現場で闘ってきた選手が徐々に指導者としてフィードバックを行う立場に入りつつある。
そこを先端に追い上げる速度と競技カルチャーの層を広げるプロセスにより、どこまで「追い上げる」形として作れるか。
その中でまずは「世界基準より上」のプレーをワールドカップで披露できるチームを作れること。そこからはじめたい。
うん、結構遠いんだけどな。でも、もう何回か壁に当たる準備は出来ている。
今回、これだけ悔しい思いをさせて貰えたのだから。
こんだけ悔しくても、死ぬもんじゃないんだよ。だから、続けて行こう。
それは、サッカーの歴史が浅く、文化の程度が低い俺達にこそ許された、特権じゃないか!
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テーマ: FIFAワールドカップ

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