【ご報告】次のステップへ。
こんにちは、生駒です!
今回は皆様にご報告があり、
ブログを更新しております。
この度、私生駒龍史は、SAKELIFEの運営から離れ、
先日リリースしましたSAKEメディア、SAKETIMESの世界展開に向けて注力していくこととしました。
SAKELIFEの代表は、これまでパートナーとして
創業以来共に走ってきた高橋正典へ託し、その成長を見守りたいと思います。
1)これまでの経緯
2012年の起業以来、
日本酒の定期購入サービス「SAKELIFE」、
渋谷の日本酒ダイニング「sakeba」、
オリジナル日本酒「First Kiss」と、
EC、飲食店、製造と複数の日本酒事業を創業・運営してまいりました。
(それぞれ適正規模で上手くいっている良事業ですよ)
その中で感じたことは、
日本酒を楽しむために重要な事は
「背景」であり、「物語」であり「文脈」であり、即ち「情報」だ、ということです。
精米歩合、アルコール度数、日本酒度、
そういったスペックだけでなく、誰がどんな想いで、
どういう経緯でその酒を造ったのかが
その酒を楽しむ大きな要素となる、ということです。
僕は酒造りのプロになろうと思ったことはありませんし、この先もきっと、そう思うことはないでしょう。
なぜなら僕が日本酒を愛するにいたった理由は、酒の持つその情報の魅力があったからです。
(造り手になりたくない!ではなく、僕は彼らの持つ魅力を発信するプロになりたい、ということです)
前述した3つの事業は、どれも酒を提供することだけを目的とした事業ではありません。
SAKELIFEのミッションである「あなた×お酒をもっと楽しく!」の通り、
「楽しいものをもっと楽しく」するための、嗜みへ昇華するためのお手伝いすることが目的でした。
「造り手」でもなく、単純な「売り手」でもなく、
僕の目指すところは「伝え手」なのだろうと、そう感じていました。
2)SAKETIMESの持つ無限の可能性
そんな折、ユネスコで和食が無形文化遺産登録され、
2020年に東京オリンピックの開催が決まりました。
日本酒業界は今、世界への日本酒輸出に力を入れており、海外でのSAKEブームを、流行りではなく文化としての定着を目指しています。
そんな最中の、更にSAKEへの注目が高まるであろう出来事が起こりました。
これはビジネスマンとしては逃してはならないチャンスですし、何より、「伝え手」であろうとする僕にとっては、その目的を達成するための環境が整いつつあることを意味しています。
その環境下で、伝え手でありたい僕がその目的の最大化を考えた時にやるべきだと考えた事業がメディア、SAKETIMESです。
日本酒はこれからもっともっと世界に広がっていきます。それは間違いありません。
しかしそこには壁があります。
一つは「法律」、一つは「物流」、そして「情報」です。
法律と物流は必ず改善されるでしょう。
法律はTPP関連で既に動いていますし、物流は日本酒業界云々関係なく、
各国の通販業の発達とともに成長していきます。
しかしその2つがあったとしても、「情報」だけは
能動的に発信していかなければいけません。
「日本酒を海外に輸出すればオッケー」と思っていては、
今の国内における「日本酒離れ」と同じ状態になるのはそう遠くありません。
伝わる方法で、伝わる言語で、伝わる表現で
日本酒の魅力を、誰かが発信していかなければなりません。
「それはやるのは自分しかいない。」、そう感じました。
この業界には若手のプレーヤーは多くはありません。
若手といっても30代〜40代を指す業界ですからなおさらです。
ベンチャーの立場でSNSや広報・PRに力を入れながら
日本酒カテゴリー以外から、その魅力を発信している人を僕は僕以外に知りません。
(俺もいるぞ馬鹿野郎!って人がいたら連絡ください、協力しましょう)
市場環境、自分のやりたいこと、
この2つが合致したことで、自分が全力を注ぐべき事業が明確になりました。
そこから多くのメディア運営者、投資家の方々に相談をしていき、
SAKETIMESの構想をまとめていきました。
3)SAKELIFEへの想い
両立は出来ないか、そう考えて悩んでいた時期も当然あります。
自分で創業したサービスですから、大好きで大切なサービスですから当然悩みます。
ただ、大切ならなおさら、
片手間でやるわけにはいきません。
僕は一つのことに集中して力を発揮するタイプなので、器用に2つの事業を回すことはかなり難しいと思います。
幸い、SAKELIFEには高橋正典という信頼出来るパートナーがいます。
彼や周りの仲間にも相談をし、全員が納得いく形で、
僕はSAKELIFEから離れ、SAKETIMESに全力を尽くすことに決めました。
これまでSAKELIFEをご支援いただいていた方々には
申し訳ない気持ちも正直ありますが、SAKELIFEも社外の立場から見守っていますし、
SAKETIMESにもそのマインドは引き継がれています。
先日のリリースパーティでもご報告いたしましたが、
First Kissの販売ライセンスは日本酒ダイニングsakebaが持っており、
事業集中のために僕もsakebaの経営からは離れ、First Kissの実販売業務はsakebaのメンバーと僕が代表を務める株式会社clearとの共同で行っていきます。
日本酒ファンとしても、いち経営者としても、
自分のもつ事業の最大化のために、一本化を図り全力を尽くしていこうと思います。
4)最後に
長いブログになるだろうなと思っていたら案の定長文になってしまいました。
複数の日本酒事業を通じ、伝え手としてのミッションを感じ、よりそれを実現出来る事業へと運営体制の変更を図っていきます、SAKETIMES事業で世界獲るぜ!と、というお話でした。
今後はSAKETIMESのコンテンツを増やしていきながら、資金調達を視野に入れながら展開していこうと思っておりますのでVCの皆様や先輩経営者の方々には相談させていただくこともあると思いますが、
そのときは是非話を聴いてください。
SAKELIFEはこれからどんなサービスに成長していくんでしょうね、楽しみです。
SAKETIMESは、世界で最も影響力のあるSAKEメディアを目指していきますよ。
引き続き、活動の報告は本ブログなどで
お伝えしていこうと思いますので、今後ともよろしくお願いします!
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