たけのこ採りの77歳女性 10日ぶり救助6月25日 13時04分
秋田県大館市で今月15日からタケノコ採りに山に入ったまま行方が分からなくなっていた77歳の女性が、25日、10日ぶりに隣の青森県大鰐町の山林で救助されました。
警察によりますと、衰弱しているものの命に別状はないということです。
10日ぶりに救助されたのは、大館市に住む津嶋キサさん(77)です。
津嶋さんは、今月15日、息子の津嶋政喜さん(57)と一緒に、大館市岩瀬の山林にタケノコ採りに入ったとみられていますが、行方が分からなくなりました。
警察や消防が津嶋さんの車が見つかった登山口の周辺などで捜索に当たっていましたが、今月19日にいったん打ち切られていました。
警察によりますと、キサさんは25日午前8時ごろ隣の青森県大鰐町で見つかったということで衰弱しているため大鰐町の病院に運ばれ、手当てを受けているということですが命に別状はないということです。
警察から連絡を受けた大館市役所によりますと息子の政喜さんについて、キサさんは、「一緒に入った息子は衰弱していたため現地にいる」と話しているということで、警察や消防などで政喜さんの行方を捜しています。
「山菜食べて頑張った」
黒石警察署によりますと、救助された津嶋キサさん(77)は、警察に対し、「今月15日に山菜採りのため山に入り、その後、道に迷ってしまった。山では、採った山菜を食べるなどして頑張っていた」と話していたということです。
そして、一緒に山菜採りに出かけ行方が分からなくなった長男の政喜さんについては、「2日前、山の中で木を伐採しているような音が聞こえたため、衰弱していた長男を残して助けを求めに行ったが、音が聞こえた場所までたどり着けなかった。その後、長男の所に戻ろうとしたがたどり着けず、はぐれてしまった」と話しているということです。
[関連ニュース] 自動検索 |
[関連リンク] |
|