スパコン「京」、ビッグデータ解析で初の世界一
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ビッグデータ解析で初の世界一 理研のスパコン「京」
スーパーコンピューターの性能を競う世界ランキングが24日発表され、ビッグデータの解析能力を測る「グラフ500」で、理化学研究所の「京(けい)」(神戸市)が初めて1位を獲得した。独ライプチヒで開催中の国際会議で公表された。
グラフ500は2010年に始まった。ネット上で「誰と誰がつながっているか」など、ビッグデータと呼ばれる大量のデータを解析する際に必要な能力を測る。京は前回4位だったが、今回は複雑な問題を0・98秒で解き、欧米や中国のスパコンを退けた。
理研によると、京は中央演算処理装置(CPU)内に、コアと呼ばれる計算を担う部分を8個持つ。2位の米国スパコンは16個だったが、効率よく計算することで上回ったという。