福家司
2014年6月25日03時00分
舞鶴市の引き揚げ関連資料が世界記憶遺産の国内候補に選ばれたのを機に、舞鶴引揚(ひきあげ)記念館(同市平)は登録に向けた機運を高めようと、修学旅行など学校の「平和学習」の誘致に力を入れる。入館者も増えており、7月からは展示されている候補資料の「QRコード」による案内も始める。
同館によると、小学校から大学までの学校は昨年度51校が来館した。市内の学生(小学校から大学まで)は入館料を無料、周辺地域の学校も団体なら無料としているため、近隣の学校が大部分を占めるという。
このうち修学旅行や臨海学校などは京都市内や大阪、兵庫、東京から11校あり、記憶遺産の候補選定後には、名古屋の旅行業者から修学旅行の受け入れについて問い合わせがあった。26日には選定後初めて、大阪府の寝屋川市立東小学校の約120人が訪れるという。多々見良三・舞鶴市長は24日の定例会見で、「府北部5市2町で連携して誘致したい」と話した。
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