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 麻生太郎副総理兼財務相は24日の閣議後の会見で、自ら21日の講演で「勉強はできない、けんかは弱い、だけど金持ちの子、これが一番いじめられる」などと述べたことについて、「いじめを正当化する意図は全くない。いじめる側に問題があることははっきりしている」と釈明した。

 麻生氏は、集団的自衛権について語る中で、いじめのたとえに触れた理由について「世界中193カ国あるので、一国が狙い撃ちされないためにはどうしておかねばいけないかの例として引いたつもり」と説明。集団的自衛権の行使を可能にすることで抑止力を持つとして、「ケンカに強い」とたとえたという。

 麻生氏は「(講演が)終わった後は『わかりやすかった』と言われた」とも述べ、不適切なたとえではなかったとの認識を示した。