チャランポランナーの独白

ごくごく普通の人による、これといってスゴイことが何もないブログです。

データサイエンティストって名乗るのが恥ずかしくない人は要注意!!

夏ですね。もう夏です。連日のゲリゴーです。ゲリゴー、ゲリゴーと歌ってもありのままに生きられる世の中ではありません。チャランポランナーです。

 

2月にこんなのを書きました。

データサイエンティストの賞味期限は夏までです。

http://copiz.hatenablog.com/entry/2014/02/05/005410

 

そろそろ賞味期間がくるデータサイエンティストをとどめを刺してくれる記事が掲載されました。

 

連載・データサイエンティストの視点:

真夏のアイスNo.1の座はどれに!? 購買データ分析で見る「アイス28種“総選挙”」 (1/2)

http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1406/25/news017.html

 

 上記に記事は、これとも連動しているみたいです。

仕事をしたら“レシート”が集まった(前編):

王者「ガリガリ君」を倒したのは? ロッテアイスの戦略が面白い (1/7)

http://bizmakoto.jp/makoto/articles/1406/25/news012.html

 

もうですね、お話になりません。単なる集計です。データ分析でもありません。
前回も書きましたが、
 

データ分析の専門家・データサイエンティストが身近な話題をテーマに分析結果を紹介していく本企画。第5回は、夏場のコンビニやスーパーを彩るアイスのナンバーワン決定戦について。

 

この言葉をもって上記の記事を書くことはもはやギャグでしかありません。

データサイエンティストって何する人ですか?

 

上記、ランキングであがっているアイスのそれぞれの発売年数くらい調べないんですかね?購入チャネルはどうなっていますか?これは個数ベースですか?金額ベースですか?レシート数ではなく、UU数と見るとどうなっていますか?(「登録されたレシート枚数(購入数)」って表現はありますが、これどういう意味ですかね?)

 

日本のアイスはガリガリ君“以前”と“以後”に分けられる」という話を聞いたこともありますが、その逸話にふさわしい、まさに日本を代表するアイスと言えるでしょう。

 
とかのどこから聞いたかわからない話があるけれど、その“以前”と“以後”は何がどう変わったのですか?
 

ときどき「釘が打てるんじゃないか(笑)」と思えるほど硬いあずきバーが50代男性に受けていることにアイス愛を感じました

 

 ちょいちょいこういう発言がありますが、アイス愛の根拠は何ですね?でもあずきバー50代男性で17位ですよね?全体で28種類のうち。半分以下。なんなの?

 

また、誠の方では、
男女・年代別でみても、すべての層で「ガリガリ君」がトップでした。50代以上はもう少し下なのかなあと思っていましたので、ちょっと予想外でしたね。というのも「ガリガリ君」が登場したのは1981年。現在50歳の人が17歳のときに発売されたモノなんですよ。

 以前、こんなことを聞いたことがあります。「日本のアイスはガリガリ君『以前』と『以後』に分けられる……つまり“エポックメイキングのアイス”だ」と。なので、いまの50代以上は“ガリガリ君を知らない世代”と思っていたのですが、そうでもなかったようですね。

と仰っていますが、これどういう根拠で50代は知らない世代といえるんですか?その理屈で言えば、2位に入っているPARMは2005年の発売なので、現在の50歳の人が41歳の時に出た商品だから2位に入っていることはもやは奇跡ですよね!!!!!!
 
あとね、雪見だいふくって冬のアイスだから!!もともと冬に売るために作られているの!!
”秋から冬にかけての寒い時期に、窓の外で降る雪を見ながら暖かいコタツに入って食べると、ほのぼのしたやさしい気分に”


80年代CM 25 - YouTube

雪見だいふくはちょうど5分位。
 
あとさー、

これは憶測ですが、女性は化粧の関係で、かぶりつくモノはなるべく避けたいという気持ちがあるのかもしれません。なので、「チョコモナカジャンボ」は女性よりも男性に人気があるのでしょう。

データ分析をしてるんだからさ、この程度の憶測でものを言わないでよ。 もっと分析しないさいよ!集計レベルだからわからないと思うけどさ。それにこの理由だと男性も好きかわかんないじゃん!

 

はぁはぁはぁ。ぜいぜいぜい。全部指摘し始めると、全センテンス直すことになるからやめるけど、俺、これ部下が持ってきたら破り捨てるね。

 

こんなレベルでデータサイエンティストっていう肩書は恥ずかしくて外を歩けません。少なくとも僕が生きている世界では一瞬で消されます。

一般の方にわかりやすくというコンセプトはあるものの分析が甘い、考察が甘い、ロジックが甘いでは、自分を含めた業界を貶めているだけです。

 

既にデータサイエンティストを名乗らなくなった、Data Scientistの方たちはたくさんいます。早くこのバズワードが死滅することを願ってやみません。

 

最後にZDNETの記事の中から、上記記事を書かれている方が所属するブレインパッドさんの社長さんの言葉を引用して終わりたいと思います。

業間のデータ連携を促す--経産省評議会が発足

http://japan.zdnet.com/business-application/analysis/35049725/

 

いわゆるデータサイエンティストを育成する一般社団法人「データサイエンティスト協会」で代表理事を務めるブレインパッドの草野隆史氏は「データサイエン ティストという職業の要件が定まっておらず、雇用の際にスキルのミスマッチが発生している」と指摘。データサイエンティストの定義を定めるとしている。 


もう、やめて。

 

 

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はじめての統計学

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