GRIDSEED scrypt ASIC Miner【レビュー】
残念ながらG-Bladeではありませんが、購入して使用してみたのでメモしときます。
既に新プロセスルールのscrypt ASICが市場に出回り始めたので今更感は否めませんが、逆に値段がこなれてきたので手が出しやすくなりました。価格の変動が激しいASICは買うのが難しく、転売するのにも労力がいるので遊び道具として扱ったほうが無難です。(高ハッシュレートを出しているガチ勢は別ですが・・・。)
今回購入したのはGRIDSEED miniの方です。いくら価格が落ちたとはいえ、bladeを購入する勇気は無いので。スペックシート上では350khash/sを10W以下の電力で出してくれます。DualMinerUSB2と同じgc3355チップを使用しています。
試用したソフト
・cgminer
・bfgminer
・cpuminer
試したソフトの中で一番扱いやすく、かつ安定していたのはcpuminerのgc3355チップに最適化されているものです。次点はbfgminerで私の環境ではcgminerはうんともすんともでした(zadigでドライバを書き換えてもNoDevicesのまま、デバイスマネージャ上ではUniversalSerialBusとして認識してくれているのだが・・・)。なのでcpuminerでの説明をします。
0.ドライバのインストール
準備としてVirtual COM Port driverをインストールしておきます。(必要ないかも)
「stsw-stm32102」でググルと出てくるので自分のOSに適合するものをインストールしてください。
1.GRIDSEED miniを接続
文字通り接続します。多くの人がscrypt modeでのみ動作させると思うので、5V2Aが供給できるACアダプターを挿してください。ACアダプタを接続するとファンが回転を始めるので、USBminiケーブルでPCと接続します。すると自動的にドライバがあたるのでデバイスマネージャで確認をします。
「STMicroelectronics Virtual COM Port(COMxx)」が出ていればインストールは正常に認識されています。
ここでCOMxxの番号を覚えておいてください。
2.cpuminerの設定
「cpuminer-GC3355-win32-sandor111-tui」を探してきます。そして、「miner-AUTOTUNE.bat」を編集します。
minerd.exe –freq=850 –gc3355-autotune –gc3355=\\.\COM71 –url=stratum+tcp://mona1.monapool.com:6666 –userpass=UserID.worker:password
–gc3355=\\.\COMxx,\\.\COMxx,\\.\COMxx,\\.\COMxx,\\.\COMxx
と記述することで複数同時起動可能です。
–userpass=(ワーカー名):(パスワード)
3.cpuminerを起動
編集した「miner-AUTOTUNE.bat」を実行します。すると採掘が始まります。
4.最後に
–freq=のパラメータの数字を変更することにより周波数を変更することができますが、850で問題ないと思います。このcpuminerはautotune機能があるので自動的に個体に最適なクロックを探してくれます。上の画像は850MHzに設定したもので自動的に880mHz(370khas/s)まで上げてくれました。これ以上のオーバークロックはVMODで昇圧した個体でないと危険です。また、ダウンクロックも自動で行われます。固定クロックで動作させたい場合は–gc3355-autotuneを削除してください。
-Mining Software for ASIC Miner
上のリンクに関連ファイルを上げておきます。検索して探すのが嫌なものぐさな人はどうぞ。
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