外相 河野談話継承を丁寧に説明する考え6月24日 14時40分
岸田外務大臣は閣議のあとの記者会見で、いわゆる従軍慰安婦の問題を巡る河野官房長官談話の検討結果に韓国側が反発していることについて、「検討結果は、談話の信頼性を傷つけるものではない」と述べたうえで、談話を継承する日本の立場を丁寧に説明していく考えを示しました。
政府は、いわゆる従軍慰安婦の問題を巡る河野官房長官談話について、先週、談話の作成にあたって韓国側と事前に綿密に調整していたとする検討結果を公表しましたが、韓国側は「河野談話の信頼性を傷つける結果を招く内容を含んでいる」などと反発しています。
これについて、岸田外務大臣は閣議のあとの記者会見で、「今回の検討は、事実関係を確認するために行われたもので、検討結果は河野談話の信頼性を一切傷つけるものではない。談話は、歴史的事実に基づいて未来志向の日韓関係を築くため、両政府が努力した結果だったことが検討によって示されている」と述べました。
そのうえで、岸田大臣は「韓国側には、今後とも談話を見直すことはなく、継承する立場は変わらないことを、外務省の局長級協議をはじめ、さまざまな場を通じて丁寧に説明していきたい」と述べ、談話を継承する日本の立場を丁寧に説明することで、韓国側の理解を求めていく考えを示しました。
[関連ニュース] 自動検索 |
・ 韓国高官 河野談話検討結果で米に懸念 (6月25日 5時54分) ・ 河野談話検証結果公表で韓国政府が抗議 (6月23日 18時14分) ・ 米 河野談話継承支持の姿勢示す (6月21日 10時48分) ・ 政府「河野談話」継承へ 韓国側は反発 (6月21日 4時18分) ・ 政府 河野談話の検討結果を公表 (6月21日 1時55分) |
[関連リンク] |
|