池袋事故:駅近くの歩道に車突っ込む 1人死亡6人けが

毎日新聞 2014年06月24日 23時46分(最終更新 06月25日 01時06分)

歩道に突っ込んで死傷者を出した乗用車を調べる捜査員ら。周辺は一時騒然となった=東京都豊島区で2014年6月24日午後9時25分、小川昌宏撮影
歩道に突っ込んで死傷者を出した乗用車を調べる捜査員ら。周辺は一時騒然となった=東京都豊島区で2014年6月24日午後9時25分、小川昌宏撮影

 24日午後7時55分ごろ、東京都豊島区西池袋1のJR池袋駅西口近くの路上で、歩道にRV(レジャー用多目的車)が突っ込み歩行者を次々はねた。警視庁池袋署によると、20〜30代の男女7人が巻き込まれ、うち20代とみられる女性が死亡、男女3人が重傷を負い、残りの男女3人が軽傷を負った。同署は運転していた飲食店経営、名倉佳司(なぐら・けいじ)容疑者(37)=埼玉県吉川市高久1=を自動車運転処罰法違反(過失傷害)容疑で現行犯逮捕した。今後、同法違反(過失致死傷、危険運転致死傷)容疑でも調べる。

 同署によると、名倉容疑者は「脱法ハーブを吸った直後に運転し、人をはねてけがをさせたことに間違いない」と容疑を認めているという。「車内に脱法ハーブが置いてある」とも供述しており、車内を検証する。

 車は歩道上を、人をはねながら約40メートルにわたって走行し、電話ボックスに衝突して停車した。近くの交番の警察官が駆けつけると、名倉容疑者は意識がもうろうとした状態だったという。

 現場はJR池袋駅西口近くの繁華街。

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