韓国高官 河野談話検討結果で米に懸念6月25日 5時54分
韓国外務省のチョ・テヨン第1次官は、アメリカ・ワシントンでバーンズ国務副長官と会談し、日本政府が公表した、いわゆる従軍慰安婦の問題を巡る河野官房長官談話の検討結果について、談話の信頼性を傷つける結果を招く内容を含んでいるなどとする韓国側の懸念を伝えたことを明らかにしました。
政府は、いわゆる従軍慰安婦の問題を巡って謝罪と反省の意を示した平成5年の河野官房長官談話について、韓国側と事前に綿密に調整していたなどとした有識者による検討結果を公表しました。
こうしたなか、韓国外務省のチョ・テヨン第1次官は24日、ワシントンのアメリカ国務省を訪れ、バーンズ副長官と会談し、朝鮮半島情勢や日韓関係などについて意見を交わしました。
会談のあと、チョ第1次官は記者団に対し、「日本政府による河野談話の検討についても話し合い、韓国政府の立場を明確に伝えた」と述べ、検討結果は談話の信頼性を傷つける結果を招く内容を含んでいるなどとする、韓国側の懸念を伝えたことを明らかにしました。この問題についてアメリカ政府は、談話を継承するという安倍政権の方針を支持する姿勢を示しており、今回の会談でバーンズ副長官は、韓国側に対し、対話を通じて問題の解決を図るべきだというアメリカの立場を伝えたものとみられます。
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