すべてのヤジが私はしない方がいいという風には今の段階では考えておりません
―真意を伝える機会を逸したとおっしゃいますが、たくさんあったと思います。何故もっと早く名乗り出なかったのか。先程お話をさせていただいたように、本当にこの塩村議員に発した言葉ではなく、そしてまた単にですね、「早く結婚してほしい」という思いで発して、配慮を欠いた発言がこのような問題になってしまって、その中で結婚の問題と妊娠の問題と様々あって、そうした話が全部一緒になったような形で報道されている中で、本当に自分自身が、謝罪そして説明する機会を逸してしまったということです。
―つまり、誹謗するつもりはなかった。あと出産に関するヤジは自分ではないので名乗り出なかったと。
名乗り出なかったというか、「私がやりました」ということでお詫びをする機会を逸してしまったということで。本当に申し訳なく思っております。
―誹謗中傷の意図がなかったからいえなかったと?
今お話をさせていただいたように、すべてが一緒になって報道されておりましたので、本当に私自身、早く自分の発した言葉に対してのケジメ、謝罪をすべきだったと今本当に反省しておりますけれども、そうした機会を自分自身逸してしまったということで申し訳なく思います。
―議員生活を続けるということだが、今後もヤジを飛ばすのか?
そういう発言に対して、どういう風に答えていいのかわかりませんが、ヤジは本当に不適切なヤジというのは本当に今後も都議会が、今回このような形でお騒がせし待った中で、きちっと正常化していかなければいけないと思っております。
ただ、すべてのヤジが私はしない方がいいという風には今の段階では考えておりません。
―誹謗中傷につながるヤジがあったわけですが、ヤジを発言した人たちは今後どうすべきだと考えますか?
もし発したということが事実で、発した人はそのことは承知しているはずですので、名乗り出て謝罪をすべきだと思っています。
―議員個人は「騒いでいただけだ」とおっしゃっていますが、「産めないのか」という発言があったと塩村議員は言っております。その発言の内容についてはどう思うか?
いや、本当にありえない話。もし、それが本当であるならば、これから正常化のために、しっかりと今後このようなことがないようにしなければいけないと思います。
―20日にご自身が囲み取材の中で、「人物が特定された場合には議員辞職するか、しないかは本人がどのように受け止めるか、その結果なので」という風におっしゃっているが、今回の発言は、議員辞職ではなくて会派離脱に値するという考えなのか。
それだけに値するというような思いではないんですけれども、とりあえず初心に返って頑張って行きたいと思っておりますので、今回は本当に大きな皆さん方にご迷惑をおかけしてしまったということに対して、本当にお詫びをしながら、また自分自身がんばっていきたいとは思っています。
―議員辞職には“値しない”というケジメでよろしいでしょうか?
「値しない」という結論ではないのですが、続けていきたいという風に思っております。
―結局、嘘をついたことになると思うのですが、何故嘘をついたのか?
あの本当に、あのような発言をしてしまったことに対しても申し訳なく思っているんですけれども、先程お話をさせていただいたように、私が発した言葉、結婚についての話と妊娠についての話と様々な話が一緒になって報道されていた中で、本当に謝罪をする機会を逸してしまったということで、本当に申し訳なく思っております。
―当初は、「早く結婚した方がいいんじゃないか」という発言に関しては、誹謗中傷、つまり問題発言だと認識はなかったということでしょうか?
元々誹謗するために発した言葉ではなかったので、発した後にそれが本当にそういったことに値するということに気がつかなかったというのが、私自身本当に配慮に欠けていたと本当に反省しています。
―名乗り出なかったという点では報道されなければ、有耶無耶にしてしまおうという意志も感じ取れるが。
私自身ですね、報道されなくても塩村議員が幹事長のところに適切に対応していただきたいという話があったということなので、その部分においては、私は自分が発した言葉に対しては謝罪をしてケジメをとりたいという風に考えておりました。
―それで今日になったということですか?
これだけ遅くなってしまったことにたいしては、本当に反省しておりますし、申し訳ないと思っております。すいません
―まず何故このヤジが問題になっているのかというのはそもそも理解しているのでしょうか?
はい。やはり女性の社会進出など、現在様々議論されている中で、様々な立場の方々がいらっしゃるというそうした配慮が、これからもっともっと必要になってくるんだろうと私は思っております。そうした中で、あのような発言、そして私の発言をきっかけとしてこのような問題になってしまったということにたいしては、本当にこれは私自身が発した言葉ですので、申し訳なく思っておりますし、今後あってはならないと思っております。
―今行っている記者会見というのは誰に対する謝罪の会見なのか?
この記者会見の前に、塩村議員および会派の皆様にお詫びをさせていただきました。そして、あらためて都民の皆様に、そして多くの方々に謝罪をさせていただきたいという思いで、今日このように機会を設けさせていただきました。
―この会見のご説明で、「辞職しない」という説明については都民に納得していただけると思いますか?
それも含めまして、とりあえず私は、志があって議会活動をしておりますので、これからも頑張っていきたいと思っています。その中で、これから私自身またいろいろ考えさせていただいて、行動をとらせていただきたいと思っております。
―先程のご発言の中で、「少子化や晩婚化の中で早く結婚してほしいという発言が出た」とのことでしたが、つまり議員としては「早く結婚すれば少子化や晩婚化は解決する」と考えているのですが。
いえいえ、それだけではないと思っております。少子化の問題は、様々な問題があって、今世界的に少子化という形になっているんだと思っておりますけれども。
―この問題について奥様もしくはお子様とお話をされましたでしょうか?
この会見の前に、家族と話した事はございません。
私自身心から心から反省をしております。本当に申し訳ございませんでした。
―他にも笑っていた議員、または暴言を吐いた議員、ヤジを飛ばした議員がいるんですが、今回鈴木さんが一人こうやって謝罪したことで、この問題解決したと思いますか?思いません。そのためにも議会が正常化のために頑張っていかなくてはいけないと思っています。
―例えば、鈴木議員がご自身が責任のとり方として、他に発言した議員を探すとか出てくるように促すとかといったことは考えていますか?
その調査については、今後も議長を中心として議会でされるという風に私は思っておりますし。私自身もそのためにがんばっていきたいと思います。
―会派は離脱するが、自民党籍はそのままということでしょうか?
とりあえず、現段階ではそのようになっております。
―今回、塩村さんが若い女性であることやみんなの党が少数会派であることから、最大会派である自民党がヤジを飛ばしても問題視されないだろうといった考えはなかったのか?
私が先ほどお話をさせていただいたように発言の中で、そうした意図だとか思いは一切なく、本当に私が配慮を欠いて、あのような不適切発言をしてしまったと本当に半生をしております。
―都議会では普段から与党から少数野党に対するヤジはすさまじいものがあると思うのだが、今回のヤジも含めて、背景には大規模な与党のおごりがあったと思いますか?
私は国会もそうですけれども、この都議会においても別に与党だけヤジが飛んでいるという風には認識しておりません。
ただやはり議会というのは、都民の皆様のために議論をする場であるわけで、あのような不適切な発言がされてしまって本当にそのきっかけをつくったのは私でございますので、本当に反省をしておりますし、今後そのようなことがないように絶対にしていかなくてはいけないという風に今思っております。
―今後他のヤジについて、調査を呼びかける可能性は?
調査を呼びかけなくても、既に議長を中心として、これからもですね、その部分においては正常化のために取り組まれるという風に私は思っております。
―自身の席から他のヤジというのは、どの方向から聞こえたのでしょうか?
私は、私の結婚の発言のほかに、妊娠の話だとか様々な発言があったと報道されておりますけれども、そういった発言があったということは認識できておりません。ただ、騒がしかったというのは現実だったと思っております。
―先週の金曜日に取材した際に、「議員は前方からヤジが飛ばされたなんていう報道もありますし、わからないですよね。自分も含めて両隣の議員でないことは確かです」とおっしゃっていましたけれども、あの時はやはり自分だと発覚されたくないという思いだったのでしょうか?
そのように言われれば、そうだと思います。私自身、本当に自分の発言といろんな発言が一緒になって報道されている中で、本当にきちっと自分の発言に対して、謝罪そしてケジメがすぐに出来なかったということに対して、今深く反省しております。
―19日に幹事長とお話をされたとの事でしたが、その時はご自身がヤジを言った本人だという事はお伝えしてないということなんですね。
はい。
―鈴木さんにとって、会見する、謝罪する場がなかったとのことですが…
場がなかったとは言いません。私自身が、その場を逸してしまったということで場はあったんだという風に思います。
―場があったにも関わらず、名乗り出なかったのは逃げていたからですか?
逃げていたと言われても仕方ないと思います。私の発言プラス様々な発言が一緒になって報道されている中で、自分自身、真摯にお詫びをする機会を逸してしまったということです。本当に反省しております。
―この問題についてどなた有権者と話したことはありますか?
ございません。
―「初心に戻りたい」「都民に納得していただきたい」ということであれば、議員を辞職して民意を問うべきだが?
そういう考えもあるのかもしれませんが、今の段階では私自身、もう一度私が何故都議会議員として活動させていただいているのか、その原点をしっかりと見つめさせていただいて、私を応援してくださる方々、私がやっていかなくてはいけないことにたいして、誠心誠意一生懸命働いていきたいと思っております。そして、そのことも一つお詫びにつながるのではないかと、今の段階では考えております。
―先程からおっしゃっている「早く結婚していただきたいという軽い気持ちでいってしまった」とのことですが、これは世間一般の女性に対してですか?それとも塩村議員に対してですか?
先程お話をさせていただいたように塩村議員個人を誹謗するために発した言葉ではなくて、私が本当に配慮を欠いて発してしまった言葉です。
―ということは、発した「早く結婚していただきたいなぁ」と思ってしまった相手方というのは世間一般の女性の方ということなんですか?
世間一般というか、早く結婚して少子化とか晩婚の問題とかいろいろある中で、「早く結婚したらいいなぁ」という風に思って発してしまったということです。
最後に本当に、先程も指摘をされましたけれども、私が不適切な発言をしたことに対して、塩村議員および都民の皆様、そして東京都議会、多くの皆様にご迷惑をおかけしましたことにたいしては、私自身心から心から反省をしております。本当に申し訳ございませんでした。
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