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 県産材の需要拡大をめざし、木製ガードレールの導入が県内で進んでいる。植えてから40年超のスギ・ヒノキが利用期を迎える中、ガードレール以外にも、県は交番を木造にしたり、県立高校などの内装に使ったりと、県産材を利活用する考えだ。

 福岡市の中心地から車で約50分。佐賀県境に近い同市早良区の脊振雷山県立自然公園内で開設中の林道脇に、角材が2本連なったガードレールが現れた。幅20センチほどのスギ材を用い、3月に2工区で計182メートル(約310万円)が完成。周囲の風景ともマッチしていた。

 朝倉市や八女市、添田町などで整備済みや完成予定の木製ガードレールは、総延長834メートル。さらに今年度、計1500メートルを設置する計画だ。