3回表1死満塁、左越えに1号満塁本塁打を放つハフマン=神宮球場で(戸田泰雅撮影)
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◇ロッテ10−3ヤクルト
ロッテは1回に角中の適時打や井口の犠飛などで3点を先行。4−1の3回はブラゼルのソロとハフマンの来日1号の満塁本塁打で加点した。成瀬は7イニング2失点で1カ月ぶりの白星。ヤクルトは5年連続で交流戦の負け越しが決まった。
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神宮の杜(もり)に、ロッテの外国人選手らが思い思いに放物線を描いた。ブラゼル、ハフマン、クルーズの3人衆がそろい踏みでアーチ競演。外国人3選手による本塁打攻勢は、球団では04年9月21日の西武戦(西武ドーム)でのベニー、フランコ、李承〓以来10年ぶりとなった。
まだ薄暮の3回。先頭のブラゼルが「手応えバッチリだった」という会心の一撃で火を付けると、なおも1死満塁。この日リードオフマンに抜てきされたハフマンの打球は、痛烈なライナーで左翼席へ飛び込んだ。来日初アーチは、豪快なグランドスラム。試合後のハフマンは「アンタガタ、ハフマン」とヤクルト製品のCMソングをもじって歌うほどのご機嫌ぶりだった。5回には、クルーズが代わった石山から左越えソロ。頼れる助っ人たちが、成瀬に復活の白星をプレゼントした。
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