東京都議会:ヤジ発言者は1人だけか 25日幕引き決議
毎日新聞 2014年06月25日 00時23分(最終更新 06月25日 00時27分)
女性蔑視のヤジの発言者は、鈴木章浩議員以外は特定されないまま終わるのか−−。東京都議会で25日、最大会派の自民などが提出する「議会の信頼回復に関する決議案」が採択される見通しとなった。ヤジを浴びた塩村文夏議員の所属するみんなの党会派も名を連ねる。中途半端な幕引きに、有権者から批判が出るのは必至だ。
25日に提出される3種類の案は、共産の案が最も厳しく、みんな・民主の案も他のヤジの発言者を特定するよう求めている。可決される見通しの自民党などの案は、信頼回復、再発防止に努めるとするのみ。
議会運営委員会に先立つ理事会には自民、公明、共産、民主4党会派の理事のほか、みんなの党会派の幹部もオブザーバーとして参加。「早く結婚した方がいい」と発言したことを認めた鈴木章浩議員(51)=都議会自民党を離脱=も出席し、陳謝した。