姫路城:白鷺の姿鮮やかに大天守が姿現す
毎日新聞 2014年06月24日 19時11分(最終更新 06月24日 23時25分)
「平成の大修理」が進む世界遺産の姫路城(兵庫県姫路市)で、大天守を覆っていた改修工事用の囲いがほぼ撤去され、新装した「白鷺(しらさぎ)城」の全体像が姿を現した。
改修工事は2009年に始まり、10年11月ごろから囲いで大天守が見えなくなっていた。壁だけでなく屋根瓦の目地まで白漆喰(しっくい)で全面的に塗り直されたため、晴天の日にはまばゆいほど白く輝いて見える。姫路市の担当者によると「数年たてば(自然に黒っぽくなり)以前の見慣れた色に落ち着いてくる」という。
経験豊富な職人が集まり天候に恵まれたことから、作業は予定よりも約1カ月半ほど早く進んでいる。今後は展示にも手を加え、来年3月27日から内部を公開する。【幸長由子】