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八重樫V4戦は元2階級王者ゴンサレス

ファイティングポーズを取るライトフライ級王者の井上(左)とフライ級王者の八重樫
ファイティングポーズを取るライトフライ級王者の井上(左)とフライ級王者の八重樫

 ボクシングのWBC世界フライ級王者・八重樫東(31=大橋)が、最強の挑戦者を迎え4度目の防衛戦に挑む。9月5日に、元2階級制覇王者の同級1位ローマン・ゴンサレス(27=ニカラグア、帝拳)と対戦することが23日、発表された。WBCライトフライ級王者・井上尚弥(21=大橋)とのダブル世界戦となる。

 多くの選手が対戦を避けてきた「ニカラグアの怪物」との試合が決まった八重樫は「映像を見たが、生命の危機すら感じる。どうやって勝てばいいか誰か教えて欲しい」と苦笑いを浮かべ、消極的な発言を繰り返した。だが、2月のV3戦発表会見の席上で「相手がいないなら僕が受ける」と自ら宣言した今回の試合。覚悟は決まっている。

 苦境に立たされたサッカー日本代表に自らを重ね合わせ、「可能性がゼロではない限りチャンスはある。圧倒的な不利は動かなくても、そこをひっくり返せば面白い。びっくりさせたい」と力を込めた。松本トレーナーは「勝負を分けるのは度胸」と分析。八重樫も、「最終的には怖がらずに踏み込んでいけるかがポイントになる」。逃げない男が難敵を乗り越える。【奥山将志】

 [2014年6月24日9時14分 紙面から]

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