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<天気>数十センチ「ひょう」東京・三鷹や調布

毎日新聞 6月24日(火)21時18分配信

 東京都三鷹市や調布市の住宅街で24日、ひょうが数十センチも降り積もった。上空と地表の寒暖差による上昇気流や、発達した積乱雲など、諸条件が重なったことが原因とみられる。

【写真で見る】東京都内でひょう 現場の状況をお伝えします

 気象庁によると、関東地方の上空には氷点下の冷たい空気が流れ込み、地表との温度差によって強い上昇気流が発生。このため寒気をはらんだ積乱雲内では、雨粒が落下しきれずに舞い上げられ、凍りながら落下と上昇を繰り返すうち、周りの水分や氷粒と結合して大きくなった。やがて氷粒が上昇気流で支えきれないほどの重さになり、一気に地表に降り注いだ。

 東京都などによると、都内では大雨で少なくとも床上28戸、床下24戸の浸水があった。このうち三鷹市や調布市では、ひょうが排水溝に詰まって道路が冠水したことによる被害もあり、住民は「除ひょう」に追われた。

 自宅のガレージが1メートル以上浸水した三鷹市中原の主婦、外山裕子さん(69)は「10年ほどここに住んでいるが、初めての経験だった。天災だから仕方ない。片付けを進めます」と話した。【狩野智彦、奥山智己】

最終更新:6月24日(火)22時53分

毎日新聞

 

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