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政治
【歴史戦 第3部 慰安婦・韓国との対話(3)】慰安婦も安重根も一緒くた 史実無視、中韓連携の不可解
とはいえ、面と向かって中韓接近を指摘すると、誰もがそれを否定した。元韓国外務省東北アジア局長、趙世暎(チョセヨン)はこう断じた。
「韓国はそれほど中国に傾いていないと思う。韓国は歴史的に中国に対して被害意識がものすごく強い。それこそDNAの中に刻まれている」
ある政治学者にもこの話を振ったが、とたんに不快感を示した。
「中国の外相、王毅が5月に訪韓した際、『韓国は親類みたいなものだ』と言ったが、どういう意味か。気分が悪い。朝鮮日報に中国の当局者が韓国側に『朝貢外交に戻ったらどうか』と言ったと書いてあったが本当か。中国は時折、こうした韓国を見下した態度を取るから信用できない」
日韓関係は中国という要素を抜きには語れない。
かつて日本には、就任後初の日中韓首脳会談で「東アジア共同体構想」という意味不明のアイデアを提唱した首相がいた。それに対し、当時の韓国大統領、李明博(イミョンバク)は控えめに「いろんな問題が解決されなければならないので、時間が少しかかるかもしれない」と述べたが、本当はあきれていたことだろう。(敬称略)
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