ペプチドリーム(4587)は10時30分を回って2%高の8940円(200円高)前後となり、前週末につけた戻り高値に接近した。注射でしか投与できない糖尿病治療薬のインスリンを飲み薬として使えるようにする技術を神戸学院大学の武田真莉子教授らが開発したと今朝の日本経済新聞が伝え、記事中に「細胞膜透過性ペプチド(CPP)と呼ぶたんぱく質の断片をインスリンと混ぜて使う」とあるため、条件反射的に飛びつく動きがあったようだ。一方、同じ創薬ベンチャーのテラ(2191)は、次世代がん抗原になるペプチドの特許を材料に前週一時ストップ高となったことがあり、こちらに思惑を馳せる動きもあるという。両銘柄とも今朝の報道には関連しない可能性があるものの、期待材料は豊富なため、循環物色の流れがバイオ関連株にも回ってくれば値上がりする期待は十分あるようだ。