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“親日的発言”で非難 韓国首相候補が辞退
韓国で新たな首相に指名された文昌克氏が過去に親日的な発言をしたとして非難されていた問題で、文氏は24日、首相候補を辞退した。
文昌克氏は旅客船沈没事故の責任を取って辞任した首相の後任に指名されたが、3年前に行った次の発言が問題となっていた。
文昌克氏「(日本の植民地支配は)神様の意思です。お前たちには試練が必要だと。だから神は我々に苦難を与えたのです」
この発言が「親日的だ」などとして、野党やメディアが強く非難し、文氏は首相候補の辞退に追い込まれた。
文昌克氏「今の時点で私が辞退することが朴槿恵大統領を助けることだと判断した」
韓国の首相候補をめぐっては、文氏の前に指名された安大熙元判事も高額の弁護士報酬を得ていたことを批判され辞退。2人続けて辞退に追い込まれたことで、朴槿恵大統領の見通しの甘さが指摘されている。
先週行われた民間の世論調査(韓国ギャラップ)では、朴槿恵大統領を「支持しない」(48%)が「支持する」(43%)を就任後初めて上回り、ますます厳しい政権運営を迫られることになりそうだ。
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