☆コメント
  異世界へと迷い込んだイリアの、新たな冒険の始まり。
  夢幻領域の中の【迷宮】という部屋では、「部屋の移動」にチェックを入れて発言すると、
  ランダムで罠やアイテム、様々なイベントが起こります。何が起こるか分からなくて楽しいのでソロルにもオススメ。
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ご案内:「迷宮 〜Labyrinth〜」にイリア様が来訪されました。 (08/10-16:18)

イリア>で、問題は…どうして、物置の中にこんなスペースが出来てるか…なのよね。【独り言を漏らしながら、薄い闇の中で ひたり、と壁に右手を付いた。ひんやりとした岩の感触、この滑らかさと規則的な並びから人の手が加わっていることはほぼ間違いない。】…命脈の光…障害となりし闇を白く塗り潰さん…『ライト』【左手に灯した魔力光により浮かび上がったその広さと奥行きに――、思わず直ぐに握りつぶすようにそれをかき消し、ブンブンと頭を左右に振る。せめて後ろに物置の扉がまだあったのなら、そこから飛び出したあと、ラボに置いてある計器やらなんやら一切合財を持ち込んでこの不自然さを解き明かすつもりだったのだけれど。】 (08/10-16:20)

イリア>いつ出れるのか分からなきゃ、研究対象に…なんて言ってられないかしら。【大きく息を吐いてから、左手に持った手荷物を確認する。倉庫に仕舞うところだった特殊な小型爆弾『自爆君』が10個。ローブに入れていた花柄のハンカチが一枚。 …以上。】――こんな事なら食料を持ってくるんだったわ。ああ、ローブの耐火加工もまだだったのに…【今更言ってもどうしようもない、判りながらも口をついた言葉は冷めた響きを空洞に残してゆく。ともあれ、じっとしていても始まらないだろう。良い意味でも、悪い意味でも。手荷物の袋を腕に通し直し、再び左手に魔力光を灯すと、慎重に足元と周りに気を配りつつ歩を進めて行く。一本道、ここは前と後ろどちらに進むか――】≪アイテム:光る聖杯≫【青く、そして淡い光がまるで深海を思わせるかのような光を放つ。触れれば壊れてしまいそうなほど繊細な光の源は、液体を湛えた聖杯のような容器だ。ただし、青の光とは反対に湛えた液体は血のように赤い…】 (08/10-16:25)

イリア>【迷わず前方へと歩を進めた。後退するのは性に合わない、理由はそんなところである。殊更 道に関しては、理論的に考えられないのだろう】…せめてコンパスでもあればねえ。【自分が矯正しようも無い方向音痴であることは自覚していた。狭くなる道幅、先には両開きの扉。万が一に備えて、口の中で風の呪を唱えながら扉を押す。…思いのほか難なく開いたその先には、これ見よがしに置かれている、弱く光る杯が一つ。2メートルほどまで距離を縮め、その青い光を覗き込む】……綺麗。【その中に満たされた液体の紅さに目を奪われた。多少は自分の作る魔力光に照らされているとは言え、闇の中でも尚主張するその色。 「赤」という色に魅入られるのは、これが3度目だったかもしれない。一度目は、もうこの世に居ない友人の鮮やかな髪の色。二度目は……】 っ!【無意識に伸ばしていた右の手を、慌てて引っ込める。これは罠かもしれない。早々に油断するべきでは無い。その杯の存在は頭の隅に追いやって、奥へと進んだ。次は、赤と青の扉】 …動揺を誘う組み合わせだわね、これは。≪トラップ:過去≫【ふと、目の前に、過去に出会った人達が現れる感じがします。大切な人も居て、嫌いな人も居ます。大切な人は回復を。嫌いな人は痛みをあなたに与えるでしょう・・・】 (08/10-16:37)

イリア>【青は安全、赤は危険。そんな刷り込みはきっと、遥か昔からあるに違いない。そして、逆手に取る方法も。…錆びかけた赤の鉄扉を選び、一歩踏み込んだその先。】――な、【息が詰った。 複数の気配、それもすぐ目の前に】 セ、マ…、ニック… お父様、お母様っ…!!【一人はつい先ほど思い浮かべていた亡き親友、そして同期であり初めての恋心を抱いた男性。 そして、二度と会えないであろう私を「作った」両親の姿。 足元が揺れる、そんな錯覚。 違う、そんな筈はない。ここに居るはずが無い。】……どうして…?【けれども。溢れる涙が一筋、頬を伝った。 感情というのは、制御する枠を易々と超えてしまう。止めなければと思いつつも、もう一歩だけ、彼らに導かれるように近づいて。】…あっ!? 【次に感じるのは鈍い痛みと、優しい、力強い光だった。】 (08/10-16:58)

イリア>【反射的に強く閉じた両鉾を再び開いた時には、ただ何も無い部屋があるだけだった。】………【余韻に呆然と立ち尽くす。警戒しようと思った矢先だったのに、もしもあれが罠であったならば……けども。】…ふふ。まさか夢以外で逢えるなんてね?【涙を拭い、その顔に浮かんだのは笑みだった。大きく深呼吸をし、更に奥へと。足取りは緩く、それでも確かなもので。】≪アイテム:黒のアミュレット≫【禍々しい祭壇に、真っ黒な宝石のついたアミュレットが掲げられている。妖しげなアミュレットだが、どうやらシールド魔法を使うことができるもののようだ。ただし、発動した後に一度でも攻撃を受ければアミュレットは砕けてしまうだろう】 (08/10-17:05)

イリア>【次の部屋への入り口には扉は無かった。その代わりにかどうかは知らないが、奥には宗教めいた造形が見える。右手に灯した光を強め、全体図を把握しようと試みると】…何?【その中にチカリと光を反射するもの。上下左右に細心の注意を払いながら、それに向かって歩いてゆく。 正体は、黒い宝石。】…ブラックオニキスか、それともジェットかしら…。【こんな意味ありげに配置してある以上、只のアミュレットではないだろう。警戒して手を触れないのも手だが、気になる事が有った。】…これ、どうも私の『涼風様』と似てるのよねぇ…。オーラの放ち方が。【色んな角度からしげしげと眺める。発明家としての直感は、次の行動を取らせるに充分だった。】…貸して貰うわよ。【祭壇らしき台からそのアミュレットを手に取り、宝石を表にして首に掛けた。】返せなければ御免なさいね。その代わり…【ローブから小型の特殊爆弾である『自爆君』を 担保の如く台に置き、踵を返す。 一応、他人に使うことが出来なくとも中に含まれている火薬等の材料は価値の有るものではあるから。最も、自分にとっての話だけれども。】 (08/10-17:24)

イリア>【幸い、背後を狙うトラップは無かったようだ。大したトラブルも無く赤と青の扉の分岐地点まで戻り、今度は青の扉を開けると、橙の光が差し込む。――夕日の色だ。】結局こっちが出口だったのね……【ほう、と安堵の溜息をつき、土を踏みしめ、外の空気を胸いっぱい吸い込む。】それにしても、ここはどこなのかしら。【苦笑交じりに呟いた。 予想通り、自分の見知らぬ風景が広がっている】ユミが心配しないうちに帰らなきゃね…【可愛い助手の顔を思い浮かべ、再び大きく深呼吸する。空腹を訴え出したおなかを抱え、今度は早足に。まずは人と町を探し出す為、新たな世界での旅が始まった。…彼女にとってここからが、本当の迷宮になるのかもしれない。】 (08/10-17:41)

ご案内:「迷宮 〜Labyrinth〜」からイリア様が離界されました。 (08/10-17:41)