いつでも「乗ってく?」と言えるように。荒れたクルマの中をキレイに保つ整頓術
片付けとゴミ対策
他の整理整頓術と同じで、まずは片付けから。きっと、愛車の中に貯め込んだゴミの量に驚くことになるでしょう。散らかった状態に対処するには、ゴミ袋を2枚用意すること。1枚はゴミ用、もう1枚は、「いつか使うかもしれないもの」用です。例えば、グローブボックスの中に入れたペーパータオル。今はとにかくゴミ袋に入れて、クルマから出してしまいましょう。
クルマの中が片付いたら、次は掃除です。ダッシュボードにはコーヒー用のフィルター、シートにはカーペット用吸水掃除機がおすすめです。徹底的にきれいにしましょう。
整理整頓に入る前に、さっき片付けたようなゴミやジャンクは、必ず溜まるものであることを認識してください。ですから、そのための対策が必要です。ひとつのアイデアとして、シリアル用のプラスチック容器をゴミ箱として使うのもいいでしょう。ゴミ袋を入れてフタをしておけば、倒れても安心ですし、臭いも広がりません。片付けのエキスパート、Peter Walsh氏は、ゴミがどんどん溜まらないよう、このゴミ箱を空にする習慣をつけることを勧めています。
ガソリンを入れるときに、必ずゴミ箱をチェックするといいでしょう。同様に、家に着いたときには、子どもたちのものを車から出させるようにしましょう。
このゴミ箱を置くスペースすらない場合、Ziplocをゴミ袋として再利用することもできます。毎回捨てるのがもったいないというあなたには、この方法がおすすめです。
このような袋を食品用に再利用するのはお勧めできません。私の場合、それらをクルマの中に置いておき、密閉可能なゴミ袋として使っています。そうすれば、子どもがバナナを食べたら皮を入れておき、家に着いたらそのまま捨てられるのです。
ゴミ箱でもZiplocでも、必ず手に届きやすいところに置くようにしてください。手が届かなければ、結局使わずに、同じ過ちを繰り返すことになるでしょう。
整理整頓
掃除が済んだら、いよいよ整理整頓をするときです。大事なものから始めましょう。まずは、車検証、保険関係の書類、医療情報、非常時の連絡先など、グローブボックスの中身からです。グローブボックス専用の整理グッズが販売されていますが、「Family Home & Life」によれば、百均で売られているような、シンプルなクーポン入れで十分なんだそうです。
クルマの中に置いておく書類は、カテゴリーに分類し、カテゴリー名をパソコンで印刷して、クーポン入れのタグとして使っています。あとは、カテゴリーごとに書類を入れておくだけでOK。とってもシンプルな方法です。
次に、いつもクルマの中にあふれてしまうモノに取り組みましょう。例えばガジェット類。ケータイを忘れたくなければ、固定するマウントを購入してはいかがでしょう。「Wirecutter」によれば、スマホホルダーとしては「RAMマウントシリーズ」がよさそうです。でも、これがけっこう高いので、エアコンの吹き出し口に付けるタイプであれば、バインダークリップを使って安く自作することも可能です。個人的には、エアコンの風を遮ってしまうので好きではないのですが。
サンバイザーも無視できません。米ライフハッカーがお勧めしているGrid-Itなどのグッズを使えば、何でも取り付けられる安全な場所に早変わり。サングラス、リップスティック、ペン、ケーブルなど、何でもオッケー。Grid-Itはちょっと高いというあなたは、2ドルで自作することもできますよ。
道中でもらったレシート類を取っておきたいこともあるでしょう。でも、レシートには大事なものとそうでないものが混じっています。運転中にそれを判断する必要はありません。「Walsh」では、封筒を1枚用意しておいて、すべてのレシートをそこに入れておくことを勧めています。休みの日に、まとめてチェックして、いるものは家のレシートホルダーに、いらないものは捨ててしまいましょう。
「Buzzfeed」によれば、ウォールポケットも便利です。フロントシートの裏側にかけ、ヘッドレストに固定すれば、小さいものを整理しておくことができます。上の動画では、カーゴネットを「荷物用ハンモック」として使う方法も紹介しています。
フロントシートの後ろ側にかけるタイプのものとしては、バックシートメディアオーガナイザーや折り畳み可能なテーブルトレイも便利。ラップトップや食べ物を置いておくことができます。
さあ、これであなたのクルマはキレイな状態になったはず。最後に1つだけ、守ってほしいルールがあります。それは、「車を離れるときに、何かを1つ持ち出す」というルール。家で使うルールは、クルマにだって応用できるのです!
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