エボラ出血熱:死者300人超す…ギニア中心に拡大
毎日新聞 2014年06月19日 11時24分
【ヨハネスブルク服部正法】西アフリカ・ギニアを中心に拡大している「エボラ出血熱」感染について、世界保健機関(WHO)は18日、感染によるとみられる死者数が300人を超え、337人になったと発表した。過去最悪の感染拡大になった模様だ。
死者の内訳はギニア264人▽シエラレオネ49人▽リベリア24人。感染者と感染疑い患者の総計は500人以上という。今年2月上旬以降、ギニア南部を中心に感染が広がり、3カ国で猛威を振るっている。
エボラ出血熱は致死率が50〜90%と極めて高い感染症で、高熱や下痢、消化管などからの出血が特徴。確実な治療法が確立されていない。