江戸時代が褒められやすい理由
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江戸時代が褒められやすい理由

2014-06-24 18:23
    江戸時代は良かったッ!!!!!! 江戸サイコーもう俺は江戸のしぐさでこの混沌とした時代を生きるッ!!! みたいな人ってわりと多いと思うけど、なんでああなるのかっていうと、江戸時代はわりとよく分かっている上に、現代人でもそこそこ彼らの行動やら気持みたいなのが理解できるからです。

    よく分かっているっていうのは残ってる資料の量もそうだけど、丁寧にまとめてくれている人やら新書やら書いてくれる人の数も多いってことで、江戸 is 偉大程度のことなら簡単に調べることができる。(もちろん細かいとこはそうでもない)

    そこそこ彼らの行動やら気持が理解できるっていうのは、実際にはそうでもなくて、江戸の奴らは今から見ると概ねが頭おかしい。しかし時代小説やら時代劇経由でデフォルメされた江戸っぽいものならば、我々は知っている。だからなんとなくこういう感じなんだろって思うことができる。(もちろんそれが全て正しいわけではない)

    とにかく江戸時代は褒めやすい。これが安土桃山時代だとすぐ人殺すし、飛鳥時代とかだと稗田阿礼が狂ったように暗記してるし、明治だとバンカラが火鉢を割って食ったりするため、あんまり自慢することができない。自慢できる場所を探そうと思うと、あんまりまとまってないからダルい。

    だから江戸でも褒めときゃいいだろみたいになる。

    あたり前だけど、どんな時代でも良いこともあれば悪いこともある。俺なんかも明治が好きだから過剰に明治を褒めちゃうんだけど、無意識のうちに異常なことを書いてることも多々ある。だからある時代を褒めすぎる人がいたら、あんまり信用しないほうがいいんじゃないかなってお話でした。
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