事故:池袋駅近くで車突っ込み歩行者けが 1人心肺停止

毎日新聞 2014年06月24日 21時15分(最終更新 06月24日 23時17分)

歩道に突っ込んで負傷者を出した乗用車=東京都豊島区で2014年6月24日午後8時55分、小川昌宏撮影
歩道に突っ込んで負傷者を出した乗用車=東京都豊島区で2014年6月24日午後8時55分、小川昌宏撮影

 24日午後8時ごろ、東京都豊島区西池袋1のJR池袋駅西口付近の歩道で、車が歩行者に突っ込み、7人が負傷した。東京消防庁によると、20代とみられる女性が心肺停止の重体。警視庁は同日夜、埼玉県吉川市高久1、自称飲食店経営、名倉佳司容疑者(37)を自動車運転処罰法違反(危険運転致傷)容疑で現行犯逮捕した。同庁によると、名倉容疑者は「『脱法ハーブ』を吸ってすぐ後に運転し、人をはねてけがをさせたことに間違いない」と容疑を認めているという。

 東京消防庁によると、他の6人のうち3人は重傷。残る3人は軽傷という。

 現場に居合わせた男性によると、車は車道から歩道に向かって30キロ以上のスピードで突っ込んできた。男性は「女性の叫び声を聞いた。少なくとも4人がはねられたようだ」と話した。現場は警視庁池袋署の池袋駅西口交番のすぐ近く。容疑者が乗っていたとみられるグレーの乗用車は、電話ボックスに激突して止まっており、周囲は人だかりができて騒然としている。【林奈緒美、一條優太】

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