経済産業省は24日、頭や首回りなどにひもを使った子ども服について、工業製品の国内統一規格である「日本工業規格(JIS)」として認めないと発表した。ひもが子どもの首などにからまる事故を防ぐためだ。来年12月から適用する。

 JISは、製品の品質や安全性などを保証する国内の統一規格。JIS以外の製品も売ることはできるが、衣料品を売るスーパーなど小売り大手の多くはJISを基準に製品を仕入れているため、今後はひもつきの子ども服は大幅に減るとみられる。

 経産省の審議会「日本工業標準調査会」が23日に決めた新しい規格案によると、7歳未満の子ども服ではパーカのフードなど、頭や首回りにひもを使うことを禁じる。13歳未満の服では、車のドアなどに挟まるおそれがあるとして背面にひもを使うことも禁じた。

 経産省によると、欧米では子ども服のひもが原因の死亡事故が起きている。国内では事故の報告はないが、東京都のアンケートでは、保護者の8割近くが「危険を感じたことがある」と回答したという。