政治【歴史戦 第3部 慰安婦・韓国との対話(3)】慰安婦も安重根も一緒くた 史実無視、中韓連携の不可解+(4/4ページ)(2014.6.24 11:19

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【歴史戦 第3部 慰安婦・韓国との対話(3)】
慰安婦も安重根も一緒くた 史実無視、中韓連携の不可解

2014.6.24 11:19 (4/4ページ)歴史認識
安重根義士記念館の「参拝ホール」に鎮座する安重根像。花が供えられ、背景には血文字で「大韓独立」と書かれている=ソウル市(阿比留瑠比撮影)

安重根義士記念館の「参拝ホール」に鎮座する安重根像。花が供えられ、背景には血文字で「大韓独立」と書かれている=ソウル市(阿比留瑠比撮影)

 とはいえ、面と向かって中韓接近を指摘すると、誰もがそれを否定した。元韓国外務省東北アジア局長、趙世暎(チョセヨン)はこう断じた。

 「韓国はそれほど中国に傾いていないと思う。韓国は歴史的に中国に対して被害意識がものすごく強い。それこそDNAの中に刻まれている」

 ある政治学者にもこの話を振ったが、とたんに不快感を示した。

 「中国の外相、王毅が5月に訪韓した際、『韓国は親類みたいなものだ』と言ったが、どういう意味か。気分が悪い。朝鮮日報に中国の当局者が韓国側に『朝貢外交に戻ったらどうか』と言ったと書いてあったが本当か。中国は時折、こうした韓国を見下した態度を取るから信用できない」

 日韓関係は中国という要素を抜きには語れない。

 かつて日本には、就任後初の日中韓首脳会談で「東アジア共同体構想」という意味不明のアイデアを提唱した首相がいた。それに対し、当時の韓国大統領、李明博(イミョンバク)は控えめに「いろんな問題が解決されなければならないので、時間が少しかかるかもしれない」と述べたが、本当はあきれていたことだろう。(敬称略)

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