東山正宜
2014年6月14日00時18分
九州電力川内(せんだい)原発(鹿児島県薩摩川内市)の再稼働に向けた適合審査が大詰めを迎えるなか、鹿児島県議会の6月定例会が13日開会した。全国から集まった1千人超が県庁前で再稼働反対を訴え、約12万人分の署名を知事あてに提出した。
この日の議事冒頭で伊藤祐一郎知事は「再稼働にあたって国が安全性を十分保証する必要がある」と発言。原子力規制委員会の審査終了後、原発の30キロ圏内5市町で説明会を開き、規制委に審査結果を説明させるなどして住民の理解を得る考えを改めて示した。
規制委の審査結果がまとまるのは来月以降とみられる。来月4日までの県議会開会中、知事や県議会が再稼働同意の判断をすることはない見通しだ。野党系会派は、自治体の避難計画の不備などを追及する構えだ。
一方、県庁前での集会には福島の原発事故避難者や脱原発を訴える人たちが全国から集まった。地元生協など約90団体による実行委員会が、6月定例会を再稼働阻止の「重要局面」と位置づけ、呼びかけていた。参加者はその後、県議会各会派を回り、避難計画の不備などについて慎重に議論するよう要請。全国から集まった再稼働反対を訴える約12万人分の署名を県の担当者に手渡した。
伊藤知事は、再稼働反対の訴えなどについて報道陣に対し、「厳粛に受け止めさせていただいた」と述べた。
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