東京都の出生率は1.09(H24)、全国平均の1.41より圧倒的に低い。東京は地方に比べ、働きながら子どもを育てるのが困難な環境だからというのもあるが、実際の原因は都議会に責任がある。

具体的には都政を導く都知事と都議会議員に9割の責任がある。なぜならば彼らは東京都の脳みそだからだ。人間の行動は9割は脳みそ(前頭前野)がコントロールしていると言われている。

東京都の脳みそである彼らが本気で少子化対策(保育所整備など)に取り組むと決意し行動すれば横浜市みたく限りなく待機児童などはゼロに近づくことができるだろう。それだけの予算と権力があるからだ。しかし、彼らはそれをしようとしない。それは脳みそたる都知事と都議会議員が少子化対策に真剣に取り組む思考がないからである。それは先日の都議会で起こった”女性議員へのヤジ事件”で明らかになった。

つまり、少子化対策に関する質問をした女性議員への「産めないのか」などのヤジは、都知事や最大派閥の都議会議員の多くが少子化対策を本気で解決しようとしていない思考を持っていることを意味する。普段、少子化問題に真剣に取り組み解決していくかといった思考を持っていれば、こういった発言は出ないからだ。

「思考に気をつけなさい、それはいつか言葉になるから。言葉に気をつけなさい、それはいつか行動になるから。」(マザーテレサ)

今、誰がヤジを飛ばしたかなどの犯人探しが行われているが最も憂慮されなければならないのは都知事、都議会議員に「少子化問題に真剣に取り組む思考がなかった」ことが明るみに出たことだろう。

都議会の最大派閥は自民党である。つまり、女性の社会進出を1丁目1番地に掲げている安倍政権と意を同じく行動しなくてはならない。ヤジの責任を取るだけでは十分ではない。東京都の少子化対策を軽んじている”思考”段階からマインドを変えていただきたい。

繰り返すが、ヤジを飛ばすことは悪いことではない。そのヤジの根底にある思考が今回は最悪だったのだ。思考に気をつけないとどうなるか。最後はその思考が最後は「運命になってしまう」とマザーテレサは言っている。

都知事と都議会議員の思考が東京都の運命を決める。彼らは脳みそだからだ。都の行動の9割は彼らが決める。責任は大きい。

東猴 史紘
元国会議員秘書
http://ameblo.jp/toukou-fm

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