<スゴ技Q ポテトサラダ>
専門家ゲスト:佐藤広顕さん(東京農業大学 生物産業学部 教授)
ゲスト:山口もえさん(タレント)、つるの剛士さん(タレント)
リポーター:宮下純一さん(タレント・元水泳選手)
<【番組冒頭】不用品 ゆずります もらいます>
リポーター:山田大樹アナウンサー
春から夏にかけての「新じゃが」。街頭で聞いたところ、その新じゃがを使って作りたい料理のトップがポテトサラダでした。大人も子どもも大好きで、家庭でもよく作る料理ですが、あさイチアンケートでは、「水っぽくなる」「翌日になるとボソボソする」「作りすぎて余る」そして、「カロリーが高い」というお悩みが多く寄せられました。そこで今回は、その“四大お悩み”をスゴ技で解決しました。ワザを披露してくれたのは、創業80年の老舗洋食店3代目店主、ポテトサラダを追求して15年の研究者、ポテトサラダのレシピ50以上の料理研究家、栄養学の専門家などの達人たちです。
今回のテーマは、大人も子どももみんな大好きな「ポテトサラダ」。今や居酒屋さんや和食料理店でも大人気の定番メニューです。実は、海外でもポテトサラダが定番メニューだという国があります。実は、ロシア料理店では、日本と同じようなポテトサラダと、ビーツとじゃがいもを層にしたサラダがあります。ビーツを使ったポテトサラダは、明治時代の文献「西洋料理法大全」にも登場していて、「ビーツとじゃがいもをマヨネーズと混ぜて用いる」と書かれています。ポテトサラダは百年余り前にロシアから伝わったという説もあるのです。
<紹介した店>
「青山ぼこい」(東京都港区南青山)
「ミーフバー」(ロシア料理店)(神奈川県横浜市中区)
ポテトサラダがベチャベチャで水っぽくなるというお悩みを、老舗洋食店三代目の茂出木浩司さんの技と調理科学の技で解決しました。水っぽくならない最大の秘けつは、じゃがいもの加熱方法にあります。
<鍋でゆでる場合>
水が入った鍋に、じゃがいもを皮つきのまま入れて強火にかけ、沸騰したら弱火で40~50分間ゆでる。
※新じゃがの場合は、30~40分間が目安。
でも、家庭で40~50分もゆでるのは、大変です。そこで、オススメなのが電子レンジで仕上げる方法。わずか10分足らずで、ホクホクになります。
<電子レンジの場合>
じゃがいも2コを水で洗い、表面に水けを足す。
皮つきのまま、ラップでふんわりと包み、電子レンジ(600ワット)に4~6分間かける。
取り出して乾いた布巾で包み、3分間蒸らす。
電子レンジ調理の専門家、肥後温子さんによると、電子レンジのマイクロ波の当たり方は均一ではないため、熱の通り方にムラができてしまいます。そこで、取り出したあと、布巾に包み、3分間蒸らすと、熱せられた部分から熱が拡散し、加熱ムラが解消されます。
この電子レンジの技と、老舗の技のコラボで、水っぽくならないポテトサラダに仕上げていただきました。水っぽくならないためには、具に使う野菜をしっかり水きりすることも大切。たまねぎは、薄く切ったあと、小さじ2分の1杯の塩をふって力を入れてもみ、余分な辛みを含んだ水分をしっかりとしぼります。きゅうりは、小さじ1杯の塩をふって割れないように軽くもみ、5分ほどおいてから、水けをしぼります。
また、マヨネーズを入れるタイミングも、水っぽくならないために大切なポイントです。じゃがいもの粗熱が取れないうちに加えると、マヨネーズが分離して水っぽくなってしまうので、粗熱が取れてから加えます。
【材料・3~4人分】
・じゃがいも(男爵)・・・4コ(480グラム)
・にんじん・・・2分の1本
・たまねぎ・・・2分の1コ
・きゅうり・・・1本
・ゆで卵・・・1コ
・酢・・・大さじ1
・マスタード・・・小さじ1
・マヨネーズ・・・2分の1カップ
・パセリ(みじん切り)・・・少々
・こしょう・・・適量
【作り方】
<取材協力>
茂出木浩司さん(老舗洋食店 三代目)
「たいめいけん」(東京都中央区日本橋)
肥後温子さん(文教大学 健康栄養学部 教授)
冷蔵庫に一晩置いておくとポテトサラダがボソボソになってしまう。そんなお悩みを解決するべく、ポテトサラダを研究して15年の小林謙太郎さんに、スゴ技を教えてもらいました。ポイントは、電子レンジにかけたじゃがいもが冷めないうちに、「酢」そして「砂糖」で味付けすること。じゃがいもは冷めるとデンプンが変化して、内部から水がどんどん抜け出してしまいます。しかし、冷める前に保水性の高い砂糖を加えると、じゃがいもの中に砂糖が入り込み、水を捕まえます。そうすると、冷めても水があまり出ていかないので、ボソボソしないのです。
砂糖で味を付けるときは、酢、砂糖、そして全体に混ざりやすいように水を加えてから、じゃがいもにかけて混ぜるのが小林さんオススメの方法です。
また、小林さんによると、新じゃがで作る場合は、ほかの時期のじゃがいもと比べて糖分が少ないので、砂糖を通常の2倍入れるとよいそうです。
<ボソボソ防止の調味料>
じゃがいも100グラムあたり
・酢・・・小さじ5分の1
・砂糖・・・小さじ5分の1
・水・・・小さじ5分の4
【材料・2人分】
・じゃがいも(男爵)・・・2コ(260グラム)
・酢・・・小さじ2分の1
・砂糖・・・小さじ1
・水・・・小さじ2
・きゅうり・・・4分の1本
・たまねぎ・・・4分の1コ
・にんじん・・・4分の1本
・ハム・・・30グラム
・塩、こしょう・・・各少々
・マスタード・・・少々
・マヨネーズ・・・大さじ5
【作り方】
<取材協力>
小林謙太郎さん(株式会社キユーピー 野菜加工プロセス研究部)
林一也さん(東京家政学院大学 現代生活学部 教授)
マヨネーズを使うため、どうしてもカロリーが高くなりがちなポテトサラダ。
摂取カロリーを抑えたい人にとっては悩みの種です。そこで、使うマヨネーズの量を通常の15分の1程度に減らしてカロリーを抑え、かつ、おいしく仕上げる方法を料理研究家の本田よう一さんに教えてもらいました。
1つめのポイントは、じゃがいもの半分を長いもに代えること。長いもの粘りによって、マヨネーズが少量でも味が絡みやすくなります。
2つめのポイントは、マヨネーズを減らす代わりに、ほかの食材でマヨネーズの「酸味」と「コク」を補うこと。酸味は「水切りヨーグルト」、コクは「昆布茶、さけフレーク」を使うと、マヨネーズがほとんど入っていないとは感じさせないほど、おいしいポテトサラダに仕上がります。
【材料・3~4人分】
・じゃがいも・・・2コ(200グラム)
・長いも・・・200グラム
・きゅうり・・・2分の1本
・にんじん・・・4分の1本
・酢・・・大さじ2分の1
・塩、こしょう、砂糖・・・各少々
・水切りヨーグルト・・・大さじ3
・昆布茶・・・大さじ2分の1
・マヨネーズ・・・小さじ1
・さけフレーク・・・大さじ3
【作り方】
※水切りヨーグルトの作り方
ボールにざるをのせてペーパータオルを敷き、ペーパータオルの上にヨーグルトを入れて、3時間おく。
<取材協力>
本田よう一さん(料理研究家)
ポテトサラダを作りすぎてしまって食べきれないので、ほかの料理にリメイクしたい・・・。
そんなお悩みを解決してくれたのは、栄養学の専門家である浅尾貴子さんです。
紹介したのは単なるリメイク術ではなく、女性の多くが悩む貧血の2大原因「鉄欠乏症性貧血」と「赤血球の減少」を防ぐ2品です。鉄欠乏性貧血の予防につながる「野菜たっぷり春巻」は、普通に食べると、体内には5%ほどしか吸収されないほうれんそうの鉄分を、ポテトサラダのじゃがいもに含まれるビタミンCの働きによって、2~4倍も吸収しやすくします。
「赤血球の減少」を予防してくれるのは、「ロール牛肉のオーブン焼き」。ポテトサラダに葉酸が豊富なパセリを合わせるのがポイントです。パセリの葉酸が、牛肉のビタミンB12とポテトサラダのビタミンCと協力して赤血球のもととなる造血幹細胞の分裂を促し、牛肉の鉄分が分裂した細胞を赤血球へと変えます。こうして、新たに作られた赤血球が増えることで「赤血球の減少」による貧血の予防につながります。
【材料・2人分】
・ポテトサラダ・・・200グラム
・春巻の皮・・・4枚
・ほうれんそう・・・1ワ(塩ゆで)
・青じそ・・・4枚
・パプリカ(赤)(黄)・・・各30グラム(せん切り)
・アボカド・・・40グラム(薄切り)
・オリーブ油・・・適量
【作り方】
【材料・2人分】
・ポテトサラダ・・・150グラム
・牛肉(薄切り肉 赤身)・・・150グラム(6枚)
・塩、こしょう・・・各少々
・パセリ(生)・・・10グラム
・パン粉・・・大さじ2
・にんにく・・・小さじ1(すりおろし)
・オリーブ油・・・大さじ1
・粉チーズ・・・大さじ1
・パセリ(生)・・・小さじ1
・ミニトマト・・・3コ
【作り方】
<取材協力>
浅尾貴子さん(女子栄養大学 助教)
今、インターネット上で個人が「不用品をゆずります」「もらいます」とやりとりをして、無料で家具や家電、洋服などをやりとりするサイトの利用者が増えています。どんな人がどんな風に利用しているのか取材するとともに、利用の際はどんな点に注意すればいいのかを、お伝えしました。
個人どうしの不用品無料取り引きは、『自己責任』で成り立っています。いくつかのサイトがありますが、利用する前に、方法、資格、注意点などをよく読んで確認してください。
<電気用品、ガス用品、ベビーベッドなど、安全が気になるものをやりとりするとき>
(1)リコール製品でないことを確認
→メーカーに問い合わせるか、消費者庁のホームページで確認することができます。
(2)「PSマーク」がついていることが望ましい
→「PSマーク」は、人がけがをするなど事故が起きる可能性のある品物に関し、国の安全基準を満たした製品につけられるマークです。(平成13年度にスタートしました)
リサイクルショップやネットオークションなど値段がつく取り引きの場合は対象となる製品に「PSマーク」がついていないと取り扱ってはいけないことになっていますが、無料のやりとりの場合こういった規制がありません。
国に聞いてみたところ、例え無料ではあっても該当する製品であれば、「PSマーク」がついているものをやりとりすることが望ましい、とのことでした。
・不用品を無料でもらう達人
→サイト名「ジモティー」
・身の回りの整理のために不用品を譲っている人
→サイト名「リユースネットかまくら」
※出品は鎌倉市在住、在勤、在学の方に限ります。
※どちらのサイトも、不用品の有料でのやりとりも扱っています。