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最年少の市長 受託収賄容疑で取り調べ
6月24日 12時01分

最年少の市長 受託収賄容疑で取り調べ
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現職としては全国最年少の岐阜県美濃加茂市の市長が、市議会議員だった去年、雨水などの浄水設備の導入を巡り、議会で有利な質問をする見返りなどとして業者から現金数十万円を受け取った疑いがあるとして、愛知県警察本部は24日朝から市長に任意同行を求めて、受託収賄などの疑いで取り調べを進めています。
市長はNHKのこれまでの取材に対し、会社側への便宜供与や現金のやり取りについて否定しています。

取り調べを受けているのは、岐阜県美濃加茂市の藤井浩人市長(29)です。
捜査関係者によりますと、藤井市長は市議会議員だった去年春、雨水などの浄水設備の導入を巡り議会で有利な質問をする見返りなどとして、名古屋市の浄水設備会社の43歳の社長から現金数十万円を受け取った疑いがあるということです。
この会社の浄水設備は、藤井市長が当選した2か月後の去年8月から、美濃加茂市内の中学校の使われていないプールに設置され、実証実験が行われています。
愛知県警察本部は、24日の朝に市役所に登庁していた市長に任意同行を求めて、受託収賄などの疑いで取り調べを進めています。
藤井市長は平成22年から3年間、市議会議員を務めたあと、去年6月の市長選挙に立候補して28歳で初当選し、現職としては全国最年少です。
藤井市長はNHKのこれまでの取材に対し、「会社に便宜を図ったことや現金のやり取りをしたことは全くないと言い切れる」などと否定しています。
藤井浩人市長の名前で登録されたツイッターには、警察に任意同行を求められて捜査車両で愛知県警察本部に向かっていた午前7時50分ごろ、「収賄なんて、事実無根なので、しっかり捜査には協力し潔白をはらしたいと思います!」などという投稿がありました。

市長「見返り求めたことない」

藤井市長はNHKのこれまでのインタビュー取材に次のように答えていました。
藤井市長は、浄水設備会社の社長と知り合ったいきさつについて「プールの水を浄化する設備があると知り合いから聞き、その人を介して知り合った。事業について聞くため何度か話したことがある」と話しました。
さらに「設備を災害時に利用できないかと思い、市議会議員時代に研究課題の1つとして市に提案した」と話しました。
そのうえで、疑惑が持たれていることについては「せっかく前向きに進めて来たことがこのようなことになってしまい残念だ。業者から働きかけを受けたことや見返りを求めたこともないし、接待を受けたこともない」と強調して不正はなかったと否定しました。

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