志段味古墳群が国の史跡に指定06月20日 19時09分
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古墳時代の遺構が数多く残る、名古屋市と愛知県瀬戸市にまたがる「志段味古墳群」のうち、新たに6つの古墳が国の史跡に追加されることになりました。
名古屋市守山区と瀬戸市にまたがる「志段味古墳群」は、70ほどの古墳が密集し、古墳の変遷をたどることができる国内でも有数の古墳群として知られています。
すでに国の史跡に指定されている白鳥塚古墳に加えて、このたび志段味大塚古墳や、東谷山白鳥古墳など6つの古墳が新たに国の史跡に追加されることになりました。
このうち、東谷山白鳥古墳は、6世紀後半から7世紀にかけて作られた円墳で、名古屋市内の古墳で唯一、ほとんど完全な状態で横穴式石室が残っているのが特徴です。
名古屋市は、市民が、発掘調査や、当時の食事を体験できる施設を、平成30年度に向けて整備することにしていて、「古墳時代のすべての時期の古墳があり、日本の古墳時代の縮図ともいわれる。一日で見て回れるのは、全国でも珍しく、足を運んで本物の歴史を学んで欲しい」と話しています。