美濃加茂市長を強制捜査へ06月24日 09時18分
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現職としては全国最年少の岐阜県美濃加茂市の市長が、市議会議員だった去年、名古屋の浄水設備会社に有利な質問をする見返りなどとして、現金を受け取っていた疑いのあることが、捜査関係者への取材で分かりました。愛知県警察本部は、まもなく、受託収賄などの疑いで市長を取り調べて、強制捜査に乗り出すことにしています。
市長は、NHKのこれまでの取材に対し、便宜供与や現金のやりとりについて否定しています。
捜査関係者によりますと、岐阜県美濃加茂市の藤井浩人市長(29)は、市議会議員だった去年春、名古屋市の浄水設備会社に有利な質問を議会でする見返りなどとして、この会社の43歳の社長から現金数十万円を受け取った疑いがあるということです。
藤井市長は、平成22年から3年間、市議会議員を務めたあと、去年6月の市長選挙に立候補して、28歳で初当選し、現職としては、全国最年少の市長です。
愛知県警察本部は、まもなく、受託収賄などの疑いで市長を取り調べて強制捜査に乗り出すことにしています。藤井市長は、NHKのこれまでの取材に対し会社に便宜を図ったことや現金をやりとりしたことについて否定しています。