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米 児童買春捜査で168人救出6月24日 8時40分
アメリカのFBI=連邦捜査局は全米規模で児童買春を巡る大規模な捜査を実施し、買春に関わった疑いで280人余りの容疑者を逮捕するとともに、被害に遭った子ども168人を救出したことを明らかにし、今後、捜査に力を入れていく方針を示しました。
FBIのコミー長官は23日、ワシントンで記者会見し、FBIと関係機関が「全米106の都市で、先週、1週間にわたって児童買春の捜査を実施し、168人の子どもを救出した」と述べるとともに、あっせん業者など281人を逮捕したことを明らかにしました。
そして捜査では、従来から買春の温床になっていた長距離トラックの停車場やカジノなどに加え、新たにインターネット上の情報についても集中的に調べたことを明らかにしました。
そのうえで、児童買春には犯罪組織が関わっているケースが多いとして、情報収集を続け、組織全体の摘発を目指すとしています。
FBIは関係機関と協力して児童買春を対象にした大規模な捜査を7年前から続けており、これまでにおよそ860人の容疑者を逮捕し、およそ600人の児童を救出したということで、コミー長官は「被害に遭った子どもたちはわれわれの身近にいる子どもたちだ。直ちに被害を食い止めなければならない」と述べ、今後、捜査に力を入れていく方針を示しました。
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