- [PR]
国際
【歴史戦 第3部 慰安婦・韓国との対話(1)前半】「日本びいき」ある元慰安婦の死 「反日」でひとくくり、1面トップ
慰安婦募集の強制性を認めた平成5年8月の官房長官、河野洋平の談話作成経緯と韓国の関与について、日本政府が20日に民間の有識者による検証結果を発表すると、韓国政府は早速反発し「深い遺憾」を表明した。大統領、朴槿恵(パク・クネ)が慰安婦問題に絡めて日本に「歴史の直視」を要求しているのと矛盾している。慰安婦問題をはじめとする歴史問題で冷え切った日韓関係に和解の糸口はあるのか。果たして問題解決は可能なのか。政治部編集委員、阿比留瑠比が今月9日から12日まで前ソウル特派員、水沼啓子とともに韓国を訪ねて各界の識者と意見を戦わせ、韓国側の本音と実情を探った。
◇
到着後いきなり洗礼
韓国は慰安婦問題をどうとらえ、どう位置づけているのか-。9日に韓国に着いて最初に受けた“洗礼”が大手紙、中央日報の同日付1面トップ記事だった。
「日本軍慰安婦被害者、●春姫(ペ・チュンヒ)さんが8日死去」
記事は、韓国政府に登録された237人の元慰安婦の一人で91歳の●が亡くなり、生存者は残り54人になったと報じていた。同紙は、これがこの日一番のニュースだと判断したことになる。
このニュースの写真
関連トピックス
関連ニュース
- [PR]
- [PR]