うまく書けないと思うので、 誤解を招くかもしれませんが、 新しい年に進んで行く前にケジメとして・・・。 かなりの長文です。 興味のない方はスルーして下さい。 正直、未だに考えがまとまらないので、 ファンタのことについて書くのは止めようかと思っていましたが、 今でも、“ファンタ 安楽死”で検索して このブログに訪問される方が沢山いるということ、 そして中途半端な感じでコメントを閉じ、 ファンタの記事を書くのを止めていたということが 自分の中でひっかかっていたので、 これを最後に、ファンタの安楽死の件について書こうと思います。 実は、このまま私の気持ちは私の胸の中だけにしまって、 フェイドアウトさせようと思っていました。 しかし、偶然ある記事を読んで気持ちが変わりました。 それは、ある子供向け(たしか)のネット新聞の記事でした。 ちばわんの副代表が、実名でインタビューに答えていた ものでした。 ファンタの安楽死についてでした。 私は、そのコメントを読み、愕然としました。 “ファンタは、引きだした時から攻撃的だったわけではないので、 対応の仕方が変わっていたら、こんなことにはならなかったと思う” というようなことが書いてあったのです。 その記事を読んだ時の感情は、言葉では表現できません。 ファンタは、引きだし当時から口が出る子でした。 確かに人に甘えたそうな仕草もある子ではありましたが、 基本すぐに口が出る子でした。 口が出る子との生活は初めてだったので、 すぐに先輩ボラさんにも相談して、 副代表にはトレーナーさんも紹介して頂きました。 なので副代表は、引きだし当初からファンタに攻撃性があることを 知っていたはずなのです。 なのに上記のようなコメントが出ていたので、 本当に驚き、何と言っていいのかわからない感情が こみ上げてきました。 “裏切り”のような感情でしょうか。 それまで何とかファンタの安楽死のことを、 やむを得なかったことなんだと思おうと努力していましたが、 その時、プツッとその緊張が切れました。 そして、ファンタの死後、それまで知らなかったちばわんの・・・ というよりも、ちばわんの極々一部の方の“負”の面を、 色んな方から聞いて知ることとなり、 心底がっかりしました。 預かりボラを始めた当初から、腑に落ちないようなことは 少なからずありました。 それでも、ワンコはかわいいですし、 大半のボラさん達は本当に素晴らしい方達ばかりですので、 多少嫌だなと思うことが有っても目をつぶってきました。 そして、ファンタの時は、 『私が自分で引き取れない以上、何も言う資格がない。』 という思いしかなく、 “安楽死”という提案が出されて、“決定”と知らされた時にも、 それを止めるようお願いすることもできませんでした。 自分でどうにもできないのに、『やめて下さい。』というのは、 ただの無責任でしかないと思いました。 もちろん、安楽死を回避できるのであれば、 私に出来ることは何でもしようと思っていました。 しかし、ちばわんが出した答えは“安楽死”でした。 それは『ちばわん』として出した答えであって、 決して預かりさんが出した答えではありません。 なのに、元預かりである私に、安楽死の件で連絡をくれたのは、 預かりさんしかいませんでした。 ちばわん代表、副代表からは何も連絡はありませんでした。 引きだしに関わった先輩ボラさんにも連絡は一切ありませんでした。 そして終わってみたら、私とその先輩ボラさんと支所に 責任があるとの公式文書が出されたわけです。 私達の責任というなら、どうしてまず私達に何とかしろと 言って来なかったのか、不思議で仕方がありません。 「あなた達が何とかできないなら、こちらで安楽死処分とします。」 という一言があってからの実施なら、私も納得がいきます。 でも、一切ありませんでした。 引きだし時のミスは、結局は連れ帰った私に全責任があると思っています。 本当に申し訳ないと思っています。 でも、外に出れたことが嬉しくてはしゃいでいるファンタを 置いて帰ることがどうしてもできませんでした。 私のミスによって引きだされたファンタとミスをした私は、 その後、副代表のお気に召さない預かりっこと預かりという立場になり、 どんなにファンタが私を咬んでも、 「私は知りません。」というような態度でしか 接してもらえませんでした。 他の方は皆私のケガも心配して下さいましたが、 副代表からは、一度も「大丈夫ですか?」などと言われることはありませんでした。 私は副代表がワンコと接している姿を見て、 “本物だ”と思っていました。 ワンコに対する愛情に、嘘はないと思っています。 それは尊敬に値するものだと思っています。 だけど、その愛情が、人間にはむけられないことが、 とても悲しく思いました。 そして、それは私にだけかと思っていましたが、 他にも沢山いたこと、そしてそれが原因でちばわんを去った方も 沢山いることも知り、とてもショックでした。 ワンコを助けられれば、ボランティアの人間の気持ちは どうでもいいんでしょうか。 ボランティアはあくまでボランティアで、もちろん報酬も望んでいませんし、 見返りようなものは一切望んでいません。 それでも、お互いに感謝したりというような気持ちがなければ、 団体として活動できないのではないかと思います。 私は、一人では何もできない、けど何かやりたいという思いで ちばわんに参加しました。 “参加させて頂く”という気持ちで、もちろんありがたいと思っていました。 もしそこで“手伝ってあげているんだ”という気持ちが少しでもあったら、 それは本当のボランティアではないと思います。 そして、団体を仕切っている代表、副代表、幹部と言われる方々は、 ボラさんに対して、 “手伝ってもらっている”“賛同してもらっている”という気持ちを 忘れてはいけないと思っています。 代表とは一度も接したことがありませんし、 他の幹部の方もほとんど顔と名前が一致しないような感じでしたので、 私が知っている唯一の幹部は副代表だけなんですが、 「預かりボラをさせてあげてる」的な態度に感じられ、 とても残念に思っていました。 私の知っている他のボラさんは、本当に素晴らしい方達ばかりですので、 この記事を読んで、“ちばわんが悪い”とは思わないで下さい。 そこは決して誤解のないようにお願いします!! そしてもう一つ。 私がファンタの安楽死に関して気になったことは、 安楽死を決定した代表、副代表は、 ファンタの“最後”をどのように考えていたのだろうかということでした。 もし私が代表という立場で、どうしても安楽死をさせなくては いけない犬がいるとする。 その時、私は、その犬が最後にしたいことはないだろうか、 最後に会わせたい人はいないだろうか、 などと考えるかと思います。 ファンタは、“にぃに”のことが本当に好きでした。 大好きでした。 そして“にぃに”もファンタのことが好きでした。 ファンタが唯一心を許せる人間は“にぃに”だけでした。 そのことを考えると、 「最後に会わせましょうか?」という提案があっても いいんじゃないかと思いました。 余計に最後が辛くなるので、実際には会わせなかったかもしれません。 それでも、そういう話がなかったことが悲しくてなりません。 ファンタの気持ちが、完全に無視されていたようで・・・。 安楽死を決定するまでに、代表と副代表は何回ファンタに会ったんでしょうか。 正直恐くて聞けません。 「一度も会っていない」という答えが返ってきたら、 私は人間不信になりそうですから。 何度会って、ファンタのどういう行動を見て決定したのか・・・。 謎だらけです。 私がファンタを預かってすぐに、副代表から紹介して頂いた トレーナーさんに来て頂いたことがありました。 本当に素晴らしい方で、その方は、私のその時の胸に秘めた思いを 全部分かって下さいました。 そして、「こんなに難しい犬なのに、代表達がまだ一度も見に来ないなんておかしい。」 「預かったら最後自分で責任持て!では、団体でやっている意味がない。」 などとおっしゃって下さり、私は本当に救われる思いでした。 それまでは、「私が悪いんだ・・・」と罪悪感しかなかったので。 その方は、過去にちばわんと関わっていたことがある方で、 ちばわん内部のことも良く知っておられました。 特に私はその方にちばわんに対する愚痴なども 一切言わなかったのですが、 「あなたのような新しい人がどんどん意見を言わないと 団体は衰退していってしまう。」 と言われました。 その時はイマイチピンときませんでしたが、 今となっては、良く分かります。 でも、正直なかなか言えない雰囲気かと・・・。 そのトレーナーさんは、ファンタのこともよく理解して下さり、 本当に頼りにしていたのですが、 途中で御病気になり、連絡が取れなくなってしまいました。 ファンタの安楽死の話を聞いた時も、 そのトレーナーさんに再度コンタクトを試みようかと 何度も思いましたが、もし今なお御病気で、 心労を煩わすようなことがあってはいけないと自粛してしまいました。 あの時、もしあのトレーナーさんが安楽死やむなしと言っていたら、 私は納得できていたかもしれません。 それぐらい素晴らしいトレーナーさんでした。 本当なら、「あの代表、副代表が言っているのだから正しいんだ。」と 思えないといけないのでしょう・・・。 ブログに“悪口”ともとれるようなことを書くのは本意ではありません。 しかし、ちばわんの預かりボラという立場から離れた今、 声に出さなくてはいけないのではないかと思って書きました。 今更ですが、尊敬すべきトレーナーさんの言葉の通りに・・・。 また、本当は、この思いは直接代表と副代表にだけメールで伝えようかと 思っていました。 それがどうしてブログに書いたのか・・・。 「こんな風にされてどんなお気持ちですか?」 という思いからです。 私や先輩ボラさんは、直接は何も言われず突然公式発表の文書で “悪いのはこの人達です”と書かれました。 私はともかく、私とは比べ物にならないほどちばわんに 貢献してきた先輩ボラさんのことをそのように書いたことは、 正直許せませんでした。 今後同じことをして欲しくないという思いから 今回ここに書いたわけですが、代表や副代表が私のブログを 見るとも思えなかったり・・・。 まぁそれはそれで・・・汗。 そして最後に、ファンタ安楽死の件で、当初率直なご意見をお寄せ 頂きまして皆さまに、心より感謝申し上げます。 残念ながら、大人とは思えないコメントがあったのも事実で、 それに関しては、とても悲しく思いました。 私が責められるのは真摯に受け止めるだけですが、 私のブログなのに、他のボラさんの悪口を書いたり、 ただ粗探しを楽しんでいるようなカキコミだったり、 常識ある大人とは思えない言葉を書いていたり、 そういう行為は理解に苦しみます。 おそらくこのブログを読んで下さっている方、 カキコミをされた方、全て成人されている大人の方だと思います。 子を持つ親の方もいたでしょう。 社会的に責任のある立場の方もいたでしょう。 そんな方達が、どうしてあんなカキコミをするのか。 一体どんな顔で書いているんでしょう。 カキコミをする時、是非目の前に鏡を置いて、 自分の顔を見ながら書いてみてはいかがでしょうか。 大人とは思えない暴言を書いている自分の顔を見て、 どのように感じるでしょうか。 また、大切な人の写真を目の前に置いて カキコミしてみてはいかがでしょうか。 大切な人が見ている前で、心ない誹謗中傷を カキコむことができますか? 動物を愛する人に悪い人はいないと信じています。 少なくとも、私のブログやちばわんのボラさんのブログを 見て下さっている方々は、 犬が好きな方、動物が好きな方だと推測します。 そんな素敵な方達が、人を傷つけるようなことを 平気で書くということが、本当に残念でなりません。 ある方がおっしゃっていました。 ワンコにだけ優しくて人間に優しくないのはダメ。 正にその通りだと思います。 あの時、ファンタのことを、本当に自分の愛犬、自分の預かりっこの 身に起きたことと想像して下さった方は、 決して心ないカキコミをしていないと思っています。 結果的に、ちばわんで一生懸命活動しているボラさん達をも 傷つけてしまったことは、大変遺憾に思います。 何をどう考えても、まだまだファンタの死を受け入れることができません。 それは一生できないかもしれません。 ファンタと過ごした半年は、緊張の毎日で、 精神的にいっぱいいっぱいだったことは事実です。 ただ、私と息子は、誰よりも沢山、 ファンタのかわいい表情を見れたことも事実です。 にぃにを愛してくれたファンタに心から感謝しています。 そして、ファンタ、ごめんね・・・。 本当にごめんね。 本当に本当にごめんなさい。 本当にまとまりのない文になってしまい、 申し訳ありません。 私自身の中でも整理が出来ていないので・・・。 ファンタのことを想って下さった方、 お墓参りに行って下さった方、 皆さんに感謝申し上げます。 ありがとうございました。 |
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