ミサワっぽいからなかなか言えない台詞。でもちょっと言ってみたい。
4年に1度のこの季節になって、「自分がいかにワールドカップに興味がないか」というブログ記事や呟きがあふれかえって気分が滅入ってきたので、ここに宣言しておきます。
わたしは野球もサッカーも大好きです!
野球は結構くわしいけどサッカーはニワカかも……。
だってまともにトラップどころかリフティングやドリブルすらできない。
(参考:まともにトラップもできない“にわか”は黙ってろよ)
でもプレミアリーグとリーガ・エスパニョーラは、現地まで観に行ったことあるくらい好きです。
みんなちがってみんないいし、別に興味がなくても全然かまわないのです。
好きを押し付けることもありません。
でも敢えてその「○○に興味ないアピール」をされているのが好きなブロガーさんだったりすると、ちょっとだけ悲しい気持ちになってしまうのは、わたしだけでしょうか。
たとえそれが一方通行の感情だと分かっていたとしても、です。
相手の好きなもの、好きなこと、好きな人を否定しない。「興味がない」と切り捨てない。
これは、愛される技術の根幹でもありますし、また、その逆を行えば、容易く嫌われることもできます。
わたしのような何でも大好き人間であれば、趣味の一部を貶されたくらいでは若干の痛みが残る程度でまだ、大丈夫です。
しかし、そのひとつの趣味がアイデンティティだったり、レーゾンデートルの大部分を占めるような人にとって、趣味を否定されることは、自分の人格やこれまでの人生を否定されるのと同じことなのだと、昔なにかで読みました。
会話の5大タブー「さ・し・す・せ・そ」
例えば、プロ野球に生活のすべてを捧げている方、巨人を負かすことが何よりの生き甲斐になっている阪神ファンのおっちゃんとか。実はあなたが気付いていないだけで、周囲にたくさんいらっしゃるのかも。
そのおっちゃんに、「野球はくだらん。興味ない」とでも言おうものなら、カーネルサンダース人形で撲殺されて道頓堀に投げ込まれるレベルの恨みを買うことでしょう。
接客業や営業職の人が、お客様や取引先にしてはいけない「話題のさしすせそ」※に、スポーツが含まれるのも納得ですね。
※ちなみに残りは、差別・宗教・政治・相場(「そ」は育ちという説もあり)
自分が何気なく、軽く発した「きらい」「興味ない」という一言によって、知らず知らずのうちにヘイトや恨みを溜めこんで、嫌がらせを受けたり、挙句の果てには刺されるかもしれない。
発言した本人にとっては些細なことすぎて、誰かを傷つけたという自覚がまるでないということが、何よりも恐ろしい!
そこで、「そんな一個人の発言でイチイチ傷つくなよ面倒臭い」「嫌なら見るな」「情報は取捨選択しろ」と言い切ってしまえる強さはわたしにはないし、そういう強い人が必ずしも魅力的だとも思えないのです。
こうなってくると、結局、
「(余計なことは)しゃべるな」
「(余計なことはブログやツイッターに)書くな呟くな」
ってなってしまうのですね。
でも、その人独自の思想が満載で、余計なことだらけのブログやツイッターのほうが読んでいて面白いし、ファンになる確率も高いジレンマ。
文章を書くのも読むのも大好きなのに、わたしはブログには向いていないのかもしれない……。書き続けていれば、いつか強くなれるのでしょうか。
齊藤さんみたいにおおらかで広い心に憧れるし、戸ぴ酒さんのように冷静沈着で隙のない文章を綴りたいし、禍福は~~さんみたいにマッチョで強くなりたい。
(愛ゆえに、あえてIDコールはしないしエゴサーチも対策w)
「プロ野球好きは民度が低い」「サッカーファンはチャラい」「子どもの頃からずっとゲームやってると馬鹿になる」「アニメやマンガばっかり見てるとモテない」「アイドル好きは気持ち悪い」などなど、よく耳にする妄言。
これらのすべてが、わたしを形成する大切で大好きなものです。
自分の「嫌い」「興味ない」を偏見によって正当化しようとしてくる心無い人たちには、目には目をで(←誤用のほう)、精神的にマウンティングすることで黙らせてきたのですが、それは現実世界で一対一ならできるけれど、ぐぬぬ……って涙を呑んでいる人もたくさんいるはず。
偏見だ、そんな人ばかりじゃない、って伝えていきたいな。
あああ~、実質一時間しか寝てないからねむい~~~
ワールドカップ終わったら本気出す!
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