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【社会】

「若者 戦争に動員するな」 20代中心集会やデモ

憲法解釈変更による集団的自衛権行使の反対を訴えデモ行進する若者ら=22日、東京都渋谷区で(嶋邦夫撮影)

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 憲法解釈変更による集団的自衛権行使に反対する若者らが二十二日、東京都内で対話集会やデモなどを行った。参加者は「勝手な憲法解釈で若者を戦争に動員するな」などと訴えた。 

 改憲に反対する各団体でつくる「若者憲法集会実行委員会」が主催。二十代が中心で、ネットやツイッターで若者に呼びかけた。目黒区でのシンポジウムには約千人が参加した。

 パネリストの高遠菜穂子さんは、自らがイラクで人質になった経験から「(自衛隊は)イラクの人道復興支援に参加したが武器を持っているだけで日本が敵とみなされた」と指摘。集団的自衛権を行使すれば「もっと深刻な事態になる」とし、日本の平和的イメージの重要性を強調した。

 「明日の自由を守る若手弁護士の会」の黒沢いつき共同代表も「自由や人権を守り、国家権力をコントロールするために憲法はある。自由や平和の良さを肌で感じる機会は少ないが、失ってから気付くのでは遅い」と訴え、政治の動きに関心を持つよう呼び掛けた。参加者はこの後、JR渋谷駅周辺をデモ行進して「憲法守れ」「九条壊すな」と声を上げた。

 

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